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  1. 枚方市議会 2021-07-09
    令和3年全員協議会(7/9) 本文 開催日: 2021-07-09


    取得元: 枚方市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-23
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2021-07-09 令和3年全員協議会(7/9) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者の表示切り替え 全 201 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯有山正信議長 選択 2   ◯有山正信議長 選択 3   ◯有山正信議長 選択 4   ◯有山正信議長 選択 5   ◯有山正信議長 選択 6   ◯伏見 隆市長 選択 7   ◯有山正信議長 選択 8   ◯有山正信議長 選択 9   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 10   ◯有山正信議長 選択 11   ◯有山正信議長 選択 12   ◯木村亮太議員 選択 13   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 14   ◯木村亮太議員 選択 15   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 16   ◯木村亮太議員 選択 17   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 18   ◯木村亮太議員 選択 19   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 20   ◯木村亮太議員 選択 21   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 22   ◯木村亮太議員 選択 23   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 24   ◯木村亮太議員 選択 25   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 26   ◯木村亮太議員 選択 27   ◯有山正信議長 選択 28   ◯有山正信議長 選択 29   ◯門川紘幸議員 選択 30   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 31   ◯門川紘幸議員 選択 32   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 33   ◯門川紘幸議員 選択 34   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 35   ◯門川紘幸議員 選択 36   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 37   ◯門川紘幸議員 選択 38   ◯伏見 隆市長 選択 39   ◯門川紘幸議員 選択 40   ◯有山正信議長 選択 41   ◯有山正信議長 選択 42   ◯有山正信議長 選択 43   ◯有山正信議長 選択 44   ◯野口光男議員 選択 45   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 46   ◯野口光男議員 選択 47   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 48   ◯野口光男議員 選択 49   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 50   ◯野口光男議員 選択 51   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 52   ◯野口光男議員 選択 53   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 54   ◯野口光男議員 選択 55   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 56   ◯野口光男議員 選択 57   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 58   ◯野口光男議員 選択 59   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 60   ◯野口光男議員 選択 61   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 62   ◯野口光男議員 選択 63   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 64   ◯野口光男議員 選択 65   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 66   ◯野口光男議員 選択 67   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 68   ◯野口光男議員 選択 69   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 70   ◯野口光男議員 選択 71   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 72   ◯野口光男議員 選択 73   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 74   ◯野口光男議員 選択 75   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 76   ◯野口光男議員 選択 77   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 78   ◯野口光男議員 選択 79   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 80   ◯野口光男議員 選択 81   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 82   ◯野口光男議員 選択 83   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 84   ◯野口光男議員 選択 85   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 86   ◯野口光男議員 選択 87   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 88   ◯野口光男議員 選択 89   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 90   ◯野口光男議員 選択 91   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 92   ◯野口光男議員 選択 93   ◯伏見 隆市長 選択 94   ◯野口光男議員 選択 95   ◯有山正信議長 選択 96   ◯有山正信議長 選択 97   ◯番匠映仁議員 選択 98   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 99   ◯番匠映仁議員 選択 100   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 101   ◯番匠映仁議員 選択 102   ◯有山正信議長 選択 103   ◯有山正信議長 選択 104   ◯奥野美佳議員 選択 105   ◯山中信之都市整備部長 選択 106   ◯奥野美佳議員 選択 107   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 108   ◯奥野美佳議員 選択 109   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 110   ◯奥野美佳議員 選択 111   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 112   ◯奥野美佳議員 選択 113   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 114   ◯奥野美佳議員 選択 115   ◯有山正信議長 選択 116   ◯有山正信議長 選択 117   ◯有山正信議長 選択 118   ◯有山正信議長 選択 119   ◯藤田幸久議員 選択 120   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 121   ◯藤田幸久議員 選択 122   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 123   ◯藤田幸久議員 選択 124   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 125   ◯藤田幸久議員 選択 126   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 127   ◯藤田幸久議員 選択 128   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 129   ◯藤田幸久議員 選択 130   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 131   ◯藤田幸久議員 選択 132   ◯有山正信議長 選択 133   ◯有山正信議長 選択 134   ◯長友克由議員 選択 135   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 136   ◯長友克由議員 選択 137   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 138   ◯長友克由議員 選択 139   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 140   ◯長友克由議員 選択 141   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 142   ◯長友克由議員 選択 143   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 144   ◯長友克由議員 選択 145   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 146   ◯長友克由議員 選択 147   ◯伏見 隆市長 選択 148   ◯長友克由議員 選択 149   ◯有山正信議長 選択 150   ◯有山正信議長 選択 151   ◯加藤 治議員 選択 152   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 153   ◯加藤 治議員 選択 154   ◯有山正信議長 選択 155   ◯有山正信議長 選択 156   ◯堤 幸子議員 選択 157   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 158   ◯堤 幸子議員 選択 159   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 160   ◯堤 幸子議員 選択 161   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 162   ◯堤 幸子議員 選択 163   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 164   ◯堤 幸子議員 選択 165   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 166   ◯堤 幸子議員 選択 167   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 168   ◯堤 幸子議員 選択 169   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 170   ◯堤 幸子議員 選択 171   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 172   ◯堤 幸子議員 選択 173   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 174   ◯堤 幸子議員 選択 175   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 176   ◯堤 幸子議員 選択 177   ◯有山正信議長 選択 178   ◯有山正信議長 選択 179   ◯有山正信議長 選択 180   ◯有山正信議長 選択 181   ◯八尾善之議員 選択 182   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 183   ◯八尾善之議員 選択 184   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 185   ◯八尾善之議員 選択 186   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 187   ◯八尾善之議員 選択 188   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 189   ◯八尾善之議員 選択 190   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 191   ◯八尾善之議員 選択 192   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 193   ◯八尾善之議員 選択 194   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 195   ◯八尾善之議員 選択 196   ◯伏見 隆市長 選択 197   ◯八尾善之議員 選択 198   ◯伏見 隆市長 選択 199   ◯八尾善之議員 選択 200   ◯有山正信議長 選択 201   ◯有山正信議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1     (午前10時 開議) ◯有山正信議長 ただいまから全員協議会を開き、理事者から要請のありました枚方市駅周辺再整備における取り組み状況についての協議を行います。 2 ◯有山正信議長 協議に入ります前に、少しお時間をいただきたいと思います。  皆さんも御存じのとおり、今月の3日に、東海や関東地方を中心に記録的な大雨となり、静岡県熱海市において大規模な土石流災害が発生し、甚大な被害をもたらしています。  また、島根県、鳥取県をはじめ西日本各地においても、大雨による被害が発生しています。  このたび被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げ、一日も早くふだんの生活を取り戻されることを願いますとともに、今回の災害でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するため、ただいまから黙祷を捧げたいと思います。  それでは、議場内の皆さん、御起立をお願いいたします。     (全員起立) 3 ◯有山正信議長 このたびの土石流災害でお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷を捧げます。黙祷。     (黙祷) 4 ◯有山正信議長 ありがとうございました。御着席ください。     (全員着席) 5 ◯有山正信議長 次に、市長から挨拶したい旨の申出がありますので、これをお受けします。伏見市長。 6 ◯伏見 隆市長 本日は、公私何かとお忙しい中、全員協議会を開催していただき、誠にありがとうございます。  初めに、冒頭、議長からもありましたとおり、今月に入り全国各地で大雨に伴う災害が発生し、甚大な被害となりました。お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、現在も避難を余儀なくされておられる方々にお見舞いを申し上げます。  さて、新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況につきましては、新規陽性者数が増加傾向にあり、感染力の強い新たなデルタ株への置き換わりも懸念される中、国は、8月22日まで東京都や沖縄県に緊急事態宣言を発令するとともに、大阪府などには蔓延防止等重点措置の延長を決定したところであります。  また、本市の65歳以上の高齢者へのワクチン接種状況につきましては、7月5日時点で2回目の接種完了者が約45%となり、順調に進んでおりますが、全国的にワクチンの安定的な供給が見通せず、今後のスケジュールを見直すとともに、各市長会を通じ、ワクチンの安定供給とスケジュール等、情報提供を国に求めたところでございます。  引き続き、希望される方に少しでも早く接種いただけるよう、市内医療機関等の協力の下、進めてまいりますので、御理解、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。  さて、枚方市駅周辺再整備につきましては、本市の未来を担うまちづくりの最重要課題であり、コロナ禍にありましても、国や大阪府と連携しながら着実に取組を進めていかなければならないと考えております。  そうした中、市議会の意見を聞かせていただいた上で、本年3月に枚方市駅周辺再整備基本計画と枚方市新庁舎整備基本構想を策定し、この間、同計画に基づき、3)街区とその周辺のまちづくりについて、また4)・5)街区の市有地の有効活用に向けた進め方などの取組について協議してまいりました。
     このたび、現時点の進捗及び今後の予定がまとまりましたので、本日の全員協議会で御説明させていただくとともに、議員の皆様からの御意見もお伺いしながら、枚方市駅周辺再整備について、議論を深めてまいりたいと考えております。  詳細につきましては、この後、担当部長から説明させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げ、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 7 ◯有山正信議長 これから協議に入ります。  枚方市駅周辺再整備における取り組み状況についてを議題とします。 8 ◯有山正信議長 理事者から説明を求めます。兼瀬市駅周辺等まち活性化部長。 9 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方市駅周辺再整備における取り組み状況について、御説明させていただきます。  案件資料を御覧いただきますようお願いいたします。  恐れ入りますが、表紙をおめくりいただきまして、2ページを御覧ください。  初めに、1.政策等の背景・目的及び効果でございますが、今般、これまでからの議会の御意見や、本年3月に策定いたしました枚方市駅周辺再整備基本計画に基づき、3)街区と周辺のまちづくりや4)・5)街区の市有地の有効活用に向けた進め方などの取組につきまして、現時点の進捗状況及び今後の予定を御報告するものでございます。  次に、2.内容の(1)3)街区と周辺のまちづくりについてのうち、市街地再開発事業の取り組み状況と今後の予定についてでございますが、3)街区につきましては、市街地再開発事業を効果的に進めるため、下段の施行区域図にお示しのとおり、3つの工区に分けて実施されておる状況でございます。  3ページを御覧ください。  主な事業スケジュール(案)でございますが、具体化が進んでおります第3工区につきましては、昨年度より解体工事を進め、今年度中に施設建築物の着工を目指しております。第1・第2工区につきましては、今年度、順次解体工事を進め、来年度に施設建築物の着工を目指し、令和5年度には全建築物の完成を予定されております。  次に、市駅前行政サービスの再編に係る取り組み状況と今後の予定でございますが、下段の主な事業スケジュール(案)でお示ししてますとおり、本再編を第3工区の建物の供用開始と合わせて実現するため、本年5月末に、再開発組合と内装設計に係る負担金契約を締結いたしました。今後は、今年度中に実施設計を行い、再開発事業の進捗に合わせまして来年度に内装工事を進め、令和5年度末の開設を目指してまいります。  4ページをお開き願います。  枚方HUB協議会の取り組みについてでございますが、本市が構成員として参画しております枚方HUB協議会は、枚方市駅周辺エリアの拠点を形成し、社会課題の解決を図りながら持続的に発展することを目指し、産官学が連携してまちづくりの推進を図る活動を行うことを目的として、令和3年1月に設立されたものでございます。  本協議会は、本年度より、国の支援事業であります官民連携まちなか再生推進事業を活用し、枚方市駅周辺におけるエリアマネジメントの仕組みづくりや、課題解決につながる施策の検討などに取り組み、令和5年度に未来ビジョンの策定を目指すものでございます。  本市といたしましては、3)街区と周辺におけるまちづくりの仕組みづくりや課題解決につながる協議会活動に参画し、意見交換等を行う考えでございます。  なお、本協議会の構成メンバー及び今年度の主な取り組み(予定)につきましては、記載のとおりでございます。  5ページを御覧ください。  (2)4)5)街区の市有地の有効活用に向けてでございますが、4)・5)街区のまちづくりを進めるために、今年度末を目途に、4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)をお示ししたいと考えております。特に、4)街区における民間活力導入エリアは、今後のまちづくりにとって重要となることから、後ほど御説明させていただきますが、アンケートやワークショップによる市民意見聴取や議会との意見交換などを行い、本市の魅力を高めるコンテンツの検討を進める考えでございまして、その進め方(案)や大ホール跡地の活用などの検討に際しての前提条件、市民意見聴取の方法について、お示しするものでございます。  まず、今後の流れ(案)といたしましては、今回の全員協議会において前提条件の報告を行うとともに、並行しまして市民意見聴取を実施し、今夏に他市事例の研究、秋頃には市民意見聴取の結果報告及び4)街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツの検討、集約を行い、その上で、12月に4)街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツ(案)を、来年2月には4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)について、それぞれ議会へ御報告していきたいと考えております。  次に、4)街区の民間活力導入エリアの検討に際しての前提条件につきましては、今後、4)街区のまちづくりを進める観点から、検討を進める民間活力導入エリアに関連する3つの項目を表中に整理しておりますが、その詳細につきましては、別添の参考資料に基づきまして、御説明させていただきます。  恐れ入りますが、参考資料1をお開き願います。  大ホールの解体・造成に係る事業手法の比較(案)でございますが、上段の想定スケジュールでは、総合文化芸術センターや市民会館大ホールに係る予定と連動し、4)・5)街区を土地区画整理事業で実施した場合のA案と、市単独事業によるB案の、それぞれのスケジュールをお示ししております。  A案では、令和3年度から令和5年度までのまちづくりに係る手続の間、社会実験等による大ホール跡地の暫定活用を行い、令和5年度後半からの事業着手として、解体除却や造成工事を実施するものでございます。  また、B案では、令和3年度下半期から大ホール棟の解体除却、造成工事を行いまして、令和5年度から大ホール跡地の活用を可能としたものでございます。  下段の事業費につきましては、A案の市の支出では、土地区画整理事業での解体や建物補償に係る補助金としまして約10.6億円、市の収入では、市が支出する補助金に対する国費の充当約5.3億円や、建物所有者として得られる移転補償費約9億円を見込んでおります。その結果、A案では、収入が支出より約3.7億円多くなる見込みでございます。  一方、B案では、市の単独事業となることから、国費や移転補償費がございませんので、工事費として約1.6億円の支出を見込んでおります。  これらA案とB案を比較しますと、A案のほうが約5.3億円、市の負担額が少なくなります。  以上を踏まえた課題と対応案といたしましては、A案では、大ホールの早期撤去を課題としておりまして、その対応案としましては、エリアマネジメントの促進に向けた暫定活用と、ステージ1-1を着実に推進していくものと考えております。  また、B案では、目指すまちづくりの実現を課題としておりまして、その対応案といたしましては、4)街区庁舎案とした場合におきましては、令和6年度から7億円以上の基金の積立てが必要になると試算しております。  次に、参考資料2をお開き願います。  4)街区における新たな道路の必要性と事業手法の比較(案)でございますが、まず、1.市駅(南口)駅前広場の機能強化とウォーカブルの推進の観点からは、市駅南口駅前広場の通過交通を抑制することで交通結節点機能の強化や、歩行者優先の空間を形成しウオーカブルを推進。枚方藤阪線と枚方茨木線のネットワークの強化。市駅から4)・5)街区施設、関西医科大学などをつなぐエリア内交通の経路といたしましても、新たな道路が必要であるものと考えております。  次に、2.4)街区の土地利用の促進の観点からは、大ホール跡地の施設整備に際しましては接道が必要であることや、災害時における4)街区からの避難通路としての機能。上下水道やガス、電気、電話・インターネット回線等のインフラ設備の収納空間。4)街区及び川原町など周辺を含めました地価上昇が見込まれ、リノベーションや新たな土地、店舗の利用促進が見込まれるなどの効果があるものと考えております。  次ページをお開き願います。  4)街区における新たな道路の事業手法の比較(案)でございますが、参考資料1と同様に、土地区画整理事業で実施する場合のA案と、一般街路事業で実施するB案の想定スケジュール及び事業費の比較をお示ししております。  まず、上段の想定スケジュールにつきましては、A案では、令和7年度からの道路整備の着手を予定しております。  また、B案では、令和6年度の下半期から道路整備の着手及び大ホール跡地の活用を想定しております。  次に、事業費でございますが、A案の市の支出では、土地区画整理事業としての補助金を約37.7億円、市の収入では、国費が約18.9億円と移転補償費約29.5億円を見込んでおり、収入が支出より約10.7億円多くなる見込みでございます。  一方、B案では、市の支出が約41.9億円に対しまして、市の収入が、国費約10.5億円、移転補償費約29.5億円を見込んでおり、支出が収入より約1.9億円上回る見込みでございます。  これらA案とB案を比較いたしますと、A案のほうが約12.6億円、市の負担額が少なくなります。  以上を踏まえた実現性の比較といたしましては、A案は、令和8年度に既設道路を活用した暫定供用を可能としておりまして、一方、B案は、A案より1年早く暫定供用が可能となりますが、約13億円、市負担額が増加いたします。  次に、参考資料3をお開き願います。  新たな土地利用(民間活力導入エリア)の比較(案)でございますが、5)街区庁舎案と4)街区庁舎案の比較といたしまして、基本計画や令和2年12月の全員協議会資料を引用し、公園・広場機能や新たな土地利用の面積に加えまして、実現性の観点から整理をいたしました。  公園・広場機能の拡充の項目につきましては、5)街区庁舎案のほうが大ホールや庁舎別館跡地の一部を活用できる面積が大きくなるため、4)街区庁舎案より約2,300平方メートル広大な緑の空間を確保することが可能となります。  新たな土地利用の項目につきましては、5)街区庁舎案では、4)街区の大ホールの一部や職員会館、市民会館本館、公用車駐車場などの跡地約1万2,300平方メートルに加えまして、5)街区の府民センター跡地の一部約4,000平方メートルと合わせまして、合計約1万6,300平方メートルの民間活力導入エリアを確保することが可能となり、4)街区庁舎案の場合と比べまして約9,200平方メートル多くなっております。  その結果、スケジュールと市負担額を含む実現性につきましては、5)街区庁舎案の場合は、令和7年度から大ホール跡地の利用が可能であることと、令和13年度に新庁舎が完成する予定でございます。  一方、4)街区庁舎案では、令和11年度に新庁舎が完成し、令和12年度から現庁舎跡地の利用が可能でございます。また、市負担額は、5)街区庁舎案より約48億円増加いたします。  次ページをお開き願います。  ここでは、参考といたしまして、1.4)5)街区の概算事業費とその内訳及び2.5)街区と4)街区の庁舎案を比較した場合の市負担増加額(約48億円)の内訳とその主な要因をお示ししておりますので、それぞれ御参照いただきますようお願いいたします。  恐れ入りますが、案件資料の6ページへお戻りいただきたいと思います。  市民意見聴取の方法についてでございますが、4)街区の市有地を活用し、民間活力導入エリアに誘導、誘致する機能や施設のアイデアを募集するために、市民を対象といたしましたアンケート及びワークショップを実施いたします。  まず、アンケートにつきましては、本日から28日までの20日間を予定しておりまして、対象や周知等、受付方法につきましては、記載のとおりでございます。  また、アンケート内容につきましては、再整備基本計画で示す施設などを例示しながら、4)街区の民間活力導入エリアに誘導、誘致する都市機能や、一体的ににぎわいや憩いの空間となる公園、広場の利用等について、選択方式と自由記述による調査を実施する予定でございます。  次に、ワークショップにつきましては、8月7日と21日の全2回を予定しておりまして、対象を一般公募枠20名程度と市内大学などの学生枠10名程度としております。  周知、募集、受付方法は記載のとおりでございまして、締切りを本日までとしております。  実施内容等につきましては、現地視察をはじめ全体での基礎知識などを共有しながら、少人数グループに分かれ、4)街区のコンセプトについて意見交換していただき、民間活力導入(案)について、グループごとに発表していただく予定としております。  次に、7ページを御覧ください。  3.総合計画等における根拠・位置付け及び4.事業費・財源及びコストにつきましては、記載のとおりでございます。  本案件の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 10 ◯有山正信議長 これから本件に対する御質問をお受けします。  質問は全て自席で行うこととし、理事者の答弁も全て自席で行っていただくようお願いいたします。  また、質問方式は一問一答方式とし、その質問時間については、1議員当たり答弁時間を含め30分とします。 11 ◯有山正信議長 ただいまから、順次質問を許可します。  まず、木村亮太議員の質問を許可します。木村議員。 12 ◯木村亮太議員 それでは、私から順次質問してまいります。  質問に入る前に、関東・東海地方、また鳥取、島根の記録的な大雨により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早くふだんの生活を取り戻すことを願うとともに、熱海市の土石流でお亡くなりになった方々の御冥福をお祈りいたします。  それでは、質問に入ってまいりますが、まず、枚方HUB協議会について、お伺いいたします。  今回、枚方HUB協議会が立ち上がり、令和5年度に未来ビジョンの策定を目指しているということですが、この未来ビジョンの対象範囲は3)街区だけなのか、枚方市駅周辺の全体に係るものなのか、お伺いいたします。 13 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方HUB協議会が未来ビジョンを策定するため国に申請しました対象範囲につきましては、3)街区だけではなく、都市再生緊急整備地域として指定されたエリアを基本としております。 14 ◯木村亮太議員 枚方HUB協議会の取組については、3)街区だけではなく、都市再生緊急整備地域として指定されたエリア、つまり1)から5)街区や、街区にも指定されていない部分も含めた枚方市駅周辺の全体を基本としているということになります。  この構成メンバーについては、京阪であるとか、枚方市駅周辺地区市街地再開発組合といった、3)街区の再開発組合のことですけれども、3)街区に関するメンバーが中心のように見えます。枚方市駅周辺全体に係る未来ビジョンを策定する上では、国の支援事業である官民連携まちなか再生推進事業を活用しており、市も構成メンバーに入ることが条件だということは理解しておりますが、3)街区以外のエリアについての議論も深めていただきたいと思っております。  今後、取組を進める上で、市として参画する意義とはどのように考えているのか、伺います。 15 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市といたしましては、協議会活動に参画することで、市駅周辺再整備に係る様々な課題解決などに寄与するものと考えております。  例えば、現在取組が進んでおります3)街区のハード整備を踏まえ、将来におけるソフト面でのまちづくりを促進、継続させる仕組みをつくることが必要であると考えております。そのため、枚方HUB協議会を通じて、エリアマネジメントの仕組みづくりや新たな魅力創出につながる施策の検討などにつきまして、意見交換等を行ってまいります。 16 ◯木村亮太議員 市として、枚方HUB協議会に参画する意義としては、協議会を通じてエリアマネジメントの仕組みづくりや課題解決につながる施策の検討ということでした。  例えばで挙げられているのは結局3)街区に関わることですので、繰り返しになりますが、枚方市駅周辺の他のエリアについても議論を広げていただきたいと要望しておきます。  そもそも協議会として、国の支援事業である官民連携まちなか再生推進事業を活用するメリットとはどのようなものなのか、お伺いします。 17 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 国の官民連携まちなか再生推進事業につきましては、官民の様々な人材が集積するエリアプラットフォームの構築や、エリアの将来像を明確にした未来ビジョンの策定を支援することにより、多様な人材の集積や、投資を引きつける都市の魅力を図ることを目的としております。  この事業を活用することで、協議会が目指す、枚方市駅周辺エリアの拠点を形成し社会課題の解決を図りながら持続的に発展するまちづくりの推進に向けてのビジョンの作成や体制づくりに係る取組に際しまして、運営資金面を含めて寄与することから、その実現性をより高めることができるといったメリットがあるものと考えております。 18 ◯木村亮太議員 協議会に対して運営資金などの補助が入るので、一定メリットがあるということだと思いますけれども、行政が入っていないと、この事業は採択されないということです。先行している3)街区の話がメインになるのは一定やむを得ない部分はありますが、枚方市としては、3)街区以外も話をしていく必要があると思います。枚方市がこの協議会に参画している意味というのをしっかりと発揮していただきたいと思っております。  また、この官民連携まちなか再生推進事業の補助対象事業の中には、地域交流創造施設という項目で、既存施設をリノベーションしてコワーキングスペースを整備する費用の補助というのもあるようですので、市の施設が3)街区に移転することで床が空く部分もありますので、そこでの実施などについても検討していただきたいと要望しておきます。  次に、まちのグランドデザインについて、お聞きしていきます。  3)街区については、建築工事がようやく今年度から順次開始されるとのことです。一方で、4)・5)街区における市有地の有効活用については今年度に検討していくということでありますが、結局のところ、街区ごとにまちがばらばらに整備されていくことになり、本当に魅力ある枚方市駅周辺再整備になるのかの心配があります。地権者が異なるなど様々な要因や事情でやむを得ない部分があるとは認識しております。  また、枚方市においても、建築等に関する計画を進める際には、事前に景観アドバイザーからの助言を聞くなどの制度を設けていることもお聞きしております。しかしながら、多額の投資をかけて枚方市駅周辺の再整備をしていく上では、個々の点ではなく、初めから面として捉えてまちの統一感を持たせるということは、都市ブランドの点からも非常に重要であると考えます。  そこで、市は、これから4)・5)街区のまちづくりを具体化していくに際し、民間活力導入エリアの検討を進めるとされておりますが、4)・5)街区のまちづくりとほかの街区との関係などについてはどのように考えているのか、見解を伺います。 19 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市では、枚方市駅周辺再整備を通じまして、全ての世代が様々なライフスタイルを実現し交流できますよう、魅力的なモノ、コト、ヒトに出会えるウオーカブルなまち、魅力や価値を持続的に育むまちを目指しております。  その具体となる中核的な機能といたしまして、淀川から枚方市駅、ニッペパーク岡東中央、5)街区に続く大きなゆとり空間を設け、さらに、先行しております文化芸術拠点や3)街区におけるまちなか交流拠点、広域駅前拠点に加えまして、今後予定しております全ての街区の都市機能や天野川、京街道などの地域資源と有機的につなぎ、回遊性の向上やにぎわいの創出、定住促進などを図っていく考えでございます。  今般、4)5)街区の市有地の有効活用の考え方をまとめるに際しましては、大空間の確保や他の街区との連携を意識しながら、コンセプトの検討を進めてまいります。 20 ◯木村亮太議員 次に、まちに統一感を持たせるに当たり、具体的にまちのデザインをどのようにするのかという点も重要になります。これから整備するまちが20年、30年たったときに、まちとしていい環境になっていると思えるまちの実現を目指していく必要があると思います。  そこで、4)街区と5)街区と他の街区のまちづくりを進めていく上で、市は、まちのデザインについてどのように考えているのか、伺います。 21 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 各街区の取組を連鎖的、段階的に取り組むに際しまして、新たに整備する建築物や街路灯、歩道の形状、色彩などについて、公園、広場などと連携したデザインに加えまして、シンボル性が高く、歴史や自然と調和した都市景観を意識し、公民連携により民間ノウハウを活用しながら取り組む考えでございます。  特に公園、広場といったオープンスペースと隣接する建築物との連続した関係性などにつきましては、利用する多くの方々にとって魅力を感じていただけることが必要と考えておりまして、その実現に向け、4)・5)街区のまちづくりの具体化を図っていく中で、隣接する街区などを意識しながら、目指すまちのデザインの検討を進めていく考えでございます。 22 ◯木村亮太議員 先ほど、駅前の大空間の話もありました。枚方市の中心的な駅である枚方市駅の周辺がどういう景観になっているのかということは、市にとって重要なことだと思います。それぞれ地権者がおり、それぞれの街区で話が進んでいる部分があるのは重々承知いたしますが、駅前の大空間の確保も含めて統一感のある魅力のある駅前になるように、枚方市が主体となって取り組んでいただきたいと要望しておきます。  次に、3)街区の中の観光ステーションについて、お伺いします。  私は、2月の全員協議会にて、観光ステーションの必要性と今後の展開についてお伺いしたところ、枚方市駅にある立地を生かして、ホスピタリティーの高い観光コンシェルジュによる市内の観光スポットの案内や、VR映像などICT技術を活用したPR、また市内大学生のボランティアによるインバウンド需要に対応する多言語案内など、そういった新しいサービス提供について検討していきたいという答弁がありましたが、その後の議論の状況について、伺いします。 23 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 観光ステーションに関する3月以降の検討経過についてですが、同ステーションにつきましては、今回の再開発事業に合わせて、市駅舎2階の東口前にある位置から1階への移転を予定しております。そのため、市駅高架下のリニューアルを行う京阪ホールディングス株式会社と具体の位置、配置について協議を進めてきましたが、現時点において詳細が確定していない状況となっております。  新たな観光ステーションにつきましては、市駅高架下における人の流れ、いわゆる動線のほか、区画の形状や周辺の店舗等との関係性もあることから、引き続き京阪との協議を含め、検討を進めていく考えです。 24 ◯木村亮太議員 観光ステーションの場所については、今の再開発に合わせて、今の2階の改札、東口の改札出てすぐのところから、詳細については未定だが1階への移転を予定しているというお答えはございましたが、観光コンシェルジュやVR、大学生ボランティアによる多言語案内などのサービスについては、まだ検討中で決定していないということだと理解いたしました。  現在の観光ステーションでは、友好交流都市の物販、くらわんこグッズ、文化観光協会の会員の方々のところの物販などがされておりますが、様々な取組を取り入れるとの思いから、移転先では観光コンシェルジュやVR映像などを検討していると答弁されたのだと考えております。
     しかし、私は、4月に観光ステーションの視察に伺いましたが、申し訳ないですけれども、なかなか来場者はおらず、にぎわっている様子は見受けられませんでした。このような状況下で、果たして観光コンシェルジュやVR映像などは必要なのでしょうか。仮に観光客でにぎわっているのであれば、観光コンシェルジュというのも必要かもしれませんが、観光コンシェルジュを置けば観光客が来るというわけではありません。  VR映像についても、今は在宅でスマホと専用ゴーグルでも見られますし、わざわざ観光ステーションに来て見るものではないと考えております。  市内大学生のボランティアによるインバウンド需要に対応する多言語案内についても、枚方市の場合、コロナの感染拡大の前から、多言語ボランティアが必要なほどインバウンドの観光客が来ているとも思えないです。  このような現状を踏まえますと、コンシェルジュなどツールを先に考えるのではなく、観光ステーションとして必要な機能をゼロベースで検討すべきではないかと思いますが、市の見解をお伺いします。 25 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 現在の観光ステーションでは、電話や窓口での観光案内業務や文化情報の紹介、観光ボランティアガイドの配置や各種特産品等の紹介、販売などを行っておりますが、1階への移転を機に、機能の見直しを図る考えです。  観光ステーションの運営を委託している枚方文化観光協会との協議を含め、今後作成を予定している観光施策の方針とも整合を図りながら、新たな観光ステーションの機能につきましては、観光施策推進委員会において検討してまいります。 26 ◯木村亮太議員 ぜひ検討していただきたいと思います。  2月の全員協議会では、観光ステーションの令和元年度の年間来場者数は約2万3,000人とお答えいただきましたけれども、視察に行った限りでは、1時間に来られている方というのは1人か2人でしたので、1日8時間で考えると、1日8人から16人。365日仮に開いていたとしても、掛け算すると16人掛ける365日でも5,800人ぐらいになりまして、2万人以上も来ているというのはなかなか考えられないなという印象を受けます。  また、そこに来られたとしても、トイレの案内やバス乗り場の案内なども含まれているのではないでしょうか。その駅前の改札出てすぐですので。詳細に実態調査をしていただきたいと。観光ステーションに来られる中で本当に観光案内をした方というのはどれぐらいいるのかということについて、詳細に実態調査していただきたいと思いますし、今は、このように東口の改札出てすぐのところなので、そういったトイレ、バス等のいわゆる道案内もあると思いますけれども、1階に移転したときにそういう方が来るのか。1階でも必要な機能は何なのかということも含めて、今後の在り方を考えていただきたいと要望しておきます。  その上で、観光ステーションは140平米も必要ではないなとなった際、残りのスペースについては、例えば枚方市駅周辺で買物に訪れる御家族のための子どもの一時預かり施設などについても検討していただきたいと要望しておきます。  この枚方市駅周辺再整備の全体の話になりますけれども、この市駅周辺再整備というのは、50年に1度あるかないかの市にとってのビッグプロジェクトだと思っております。これまでも繰り返し申し上げておりますけれども、引き続き議会や民間事業者、市民等多くの関係者とも議論を重ね、コミュニケーションを深めながら進めていただきたいと私から要望させていただいて、質問を終わります。 27 ◯有山正信議長 これにて、木村亮太議員の質問を終結します。 28 ◯有山正信議長 次に、門川紘幸議員の質問を許可します。門川議員。 29 ◯門川紘幸議員 それでは、私のほうからも質問させていただきます。  まず、市民意見聴取について、お聞きします。  市では、4)街区の民間活力導入エリアに誘致する施設などについて、アンケートやワークショップを実施し、市民意見を聴取していくと説明がありました。まちづくりを進めていくに際して市民の意見を踏まえることは大切と思いますが、今回市が実施する市民意見聴取に関して、その経緯や目的について、改めてお聞きいたします。 30 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市では、枚方市駅周辺再整備基本計画に基づき、民間活力導入エリアにつきましては、隣接するニッペパーク岡東中央や広場などと一体的ににぎわいや地域活力の創出など、まちの魅力を高める施設の誘致を目指しております。  今般、その具体化に向けた検討を進めるに際しまして、従来からの包括連携協定に基づくUR都市機構からの助言に加え、市民参画手法として、アンケートにより広く御意見をお聞きするとともに、ワークショップによりアイデアを募集するものでございます。  そうした御意見を参考に、4)街区におけます民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツの検討を行い、4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)を策定していく予定でございます。 31 ◯門川紘幸議員 市民参画という視点でアンケート、ワークショップを実施するということについては理解いたしました。  せっかくそうした取組を実施するのであれば、有益な結果が得られるように努めていただきたいと思います。  アンケートについては、不特定多数の方に回答を求めるわけですが、よりよい回答が得られやすいように工夫を考えられているのか、お尋ねいたします。 32 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 アンケートの実施に際しましては、質問内容であります将来の公園・広場機能や民間活力導入エリアに求める機能や施設のイメージの参考となるよう、ホームページを通じての説明動画と、書面配布している場所には書面にて対応しております。  その内容といたしましては、対象となる範囲、位置に加えまして、他市事例として、阪急西宮ガーデンズや天王寺公園、ゼビオアリーナ仙台、三宮駅周辺再整備の概要を紹介しております。  なお、本資料につきましては、ワークショップにおきましても活用する予定でございます。 33 ◯門川紘幸議員 それでは、ワークショップについてなんですけれども、ワークショップについても、よりよい意見交換などができるよう、募集の段階から工夫が必要と思います。  今回、募集定員30人の枠の中で、一般枠20名と学生枠10名と区分けをされておりますが、その理由をお尋ねいたします。  また、より主体的な議論をしてもらうためにも、事業者や子育て世帯など様々な層の意見を取り入れる必要があるのではないかと思いますが、そのための工夫はされているのか、お尋ねいたします。 34 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 ワークショップにつきましては、学生の活力を生かしたまちづくりと、学生によるまちづくりへの参画を推進する観点から、大学生の枠を設けるとともに、コロナ禍の中での対応を考慮しまして、開催場所と1グループ当たりの人数の設定やファシリテーターの人数などを総合的に検討した結果、2種類の募集枠と人数を設定したものでございます。  また、枚方市内で働いておられる若い事業者をはじめ、より多くの方々に関心を持っていただけるよう、ツイッターやフェイスブックといったSNSの活用や、コワーキングスペースビィーゴ枚方本店、TSUTAYA牧野高校前店カフェラウンジなど4か所のほか、川原町商店街に案内チラシの配布を行ってまいりました。 35 ◯門川紘幸議員 募集についても工夫されているということで、ぜひとも有意義な意見聴取としていただきまして、市民からのアイデアについても参考にしていただきたいと思います。  次に、4)街区における事業費の比較(案)について、お聞きいたします。  添付されている参考資料2の事業手法の比較において、想定スケジュールでは、土地区画整理事業を前提としているA案は、来年度には都市計画の決定、令和5年度には事業認可手続を進めるとなっており、今年度の取組内容は大変重要な意味を持っていると思います。  また、事業費では、A案と、一般街路事業としているB案の差額が約12.6億円と試算されており、この主な要因は国費の差であると思いますが、A案の土地区画整理事業で実施した場合、これだけの国費充当がまだ確約されていない中で、本当に事業費の収支において確実なものと言えるのか、心配な面があります。  そこで、改めて、今回示されておりますA案の想定スケジュールと事業費について、市の見解をお聞きいたします。  あわせて、大ホールの暫定活用についてのお考えもお聞きいたします。 36 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 今回お示ししましたA案のスケジュールにつきましては、再整備基本計画に基づき想定する最短での工程をお示しするとともに、事業費につきましても、これまでと同様に、都市再生土地区画整理事業の活用を前提に試算したものでございます。  本市といたしましては、A案により4)・5)街区のまちづくりを効率的、効果的に実施できるよう、引き続き国・大阪府などと連携して取り組んでまいります。  また、大ホールにつきましては、まちづくりに合わせて解体撤去するまでの間、行政課題への対応や周辺エリアの魅力向上のための社会実験などの暫定活用を図る考えでございます。 37 ◯門川紘幸議員 ただいま担当部長から、事業の実現性についてお答えいただきましたけれども、今回の資料にもお示しのとおり、3)街区のまちづくりが目に見える形で進み出しました。  一方で、4)・5)街区は、市有地も多く、庁舎機能もある、言わば中核的な場所であります。令和4年度には都市計画決定、令和5年度から工事に着工するとのことであれば、その準備を整えるという意味からすると、本年度は非常に重要な年になります。  そこで、市長は、この再整備を進めるに当たって、現時点でどのようなお考えで取り組まれているのか。本事業に対する意気込みについて、改めてお聞きします。 38 ◯伏見 隆市長 枚方市駅周辺再整備につきましては、枚方市の未来を担うまちづくりの重要課題の一つであり、人口減少や少子・高齢化、経済低成長という厳しい時代にあっても、10年・20年先を見据え、本市の未来を象徴するよう多くの人が集い交流するエリアとするべく、今年度検討を深める4)・5)街区のまちづくりについて、市民の声をお聴きするとともに、議会との意見交換を深め、しっかりと対応していく考えであります。 39 ◯門川紘幸議員 本市にとって、4)・5)街区のまちづくりは非常に重要で、特に市民の注目度の高い事業であります。今回のアンケート、ワークショップについては、前向きな取組でありますが、短期間過ぎると思います。新しい駅前を多くの市民と共につくっていくためには、継続的な取組が必要です。また、機運の醸成のためにも、積極的に変化を演出していく必要があります。  先ほど質問いたしました大ホールの暫定活用については、現在のままの状態であっても、例えば壁面を利用することなどで、何かしら見た目の変化をもたらすことは可能と考えます。そうした活動を市民と共に企画していくこと、先ほど答弁にもありましたが、社会実験のようなもので、駅前の再整備とリンクした形でムーブメントをつくっていくことはできないでしょうか。計画どおりに物事を進めることは重要ですが、再整備が完了してからどのように活用してもらうかがより重要です。市民の皆さんにも喜んでもらえる駅前づくりのために、様々な取組にチャレンジしていく前向きな姿勢を期待いたします。  また、今年度は非常に重要な年だと述べたところですが、市長には、ぜひともさらなる熱い姿勢で庁内の機運を高めていただき、スケジュール感を持って、具体化に向けた全庁一丸となっての取組と、また市民参画の仕組みづくり、議会への情報共有など、今まで以上に積極的に進めていただきますようお願いいたしまして、私からの質問を終わります。 40 ◯有山正信議長 これにて、門川紘幸議員の質問を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 41 ◯有山正信議長 午前10時55分まで協議会を休憩します。     (午前10時47分 休憩)     (午前10時55分 再開) 42 ◯有山正信議長 協議会を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 43 ◯有山正信議長 次に、野口光男議員の質問を許可します。野口議員。 44 ◯野口光男議員 それでは、私からも質問させていただきます。  まず初めに、今回、3)街区と周辺のまちづくりについて報告がされていますが、先ほども報告がありましたように、現在、再開発工事が着々と進められている状況ですけれども、この間、私が何度も指摘させていただいています周辺住民の皆さんから出されている問題を、市はどのように解決しようとしているのか。ここには「技術的支援などを行う」とありますけれども、市としてしっかりと指導、監督していく必要があると思いますし、そのように明言すべきだと思いますが、見解をお伺いします。 45 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 周辺住民の方から、市及び再開発組合、特定業務代行者に対しまして、住環境や通過交通への対応などについて、御意見や要望などをいただいております。  本市では、これまでから、これらの御意見、要望に対しまして丁寧な対応をするように組合などに指導を行い、複数回の説明会や書面対応などを連携して行ってまいりました。  引き続き、組合などに対して必要な指導などを行ってまいります。 46 ◯野口光男議員 しかし、なかなか今現在においても解決していないというのが現状ではないでしょうか。  特に、周辺住民の皆さんから、今回、枚方藤阪線から天野川堤防沿いに府道京都守口線までの道路、いわゆるこの外周道路の状況について、進捗状況はどうなっているのかと。また、この区域内道路である通路1号まで今回接続されるということになると思いますけれども、どのように築造されていくのか。この道路の用途、また利用について、お伺いしたいと思います。 47 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市街地再開発事業区域内の外周道路につきましては、6月より工事着手をしており、現在、擁壁の基礎工事を行っているところでございます。  また、外周道路につきましては、枚方市駅前周辺への一般車両の通過交通抑制等を目的としております。 48 ◯野口光男議員 通過交通抑制等を目的ということで、この間も聞いているわけですけれども、そのように本当になるのかというのが非常に疑問なわけです。この3)街区周辺の車の流れについて、お伺いしたいと思います。  3)街区の商業・住宅施設について、メインの出入口は一体どこになるのか。ここへの進入は、天津橋方面、また枚方市駅方面から、それぞれどのような流れになるのか、お伺いしたいと思います。 49 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 市街地再開発組合では、枚方藤阪線と京阪電鉄交野線の交差部より、第3工区の商業・住宅施設への一般車両の入り口を計画しております。  また、出口につきましては、同箇所のほか、外周道路への出口を計画しております。  なお、施設からの各方面別の車両誘導につきましては、現在、同組合におきまして検討しているところでございます。 50 ◯野口光男議員 いつまでも検討している状況だとなるわけですし、実際、この枚方藤阪線から商業施設にスムーズに入っていくことができるのか、信号がつくのかということもまだ協議中だということを聞いています。   外周道路への出口を設けるということですけれども、その出口から外周道路を出て、車は一体どこに流れていくのかということも、非常に地域住民の皆さんも心配されていますし、この辺の解決がされていない状況というのは、非常に問題があると思います。  3)街区完成後の周辺への影響について、次に伺いたいと思います。  今回、サンプラザ3号館から市の施設の多くが移設して、サンプラザ3号館の中の市施設がなくなっていくというような状況にもなってしまいます。  また、駅周辺の商店やビオルネなど、今回の3)街区にできる商業施設によって、どのような影響が生じると考えているのか、お伺いしたいと思います。 51 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 市駅周辺再整備では、都市機能の更新、強化を図るとともに、ゆとりのある空間の形成や交通環境の改善などを図ることで回遊性を高め、にぎわいを創出することで、既存施設を含む周辺地域への波及効果が図れるものと考えており、3)街区での再開発事業による新たな都市機能や駅前広場の整備も、周辺への波及効果が図れるものと考えております。 52 ◯野口光男議員 波及効果が一体どのようなものになるのか。マイナスの波及効果も生じる場合も、往々にして、この大型商業施設ができることによって生じるわけですし、プラスになるのか。この点について、どのように検討しているのかということを聞いたわけですけれども、十分、今後検討していただくように要望したいと思います。  枚方HUB協議会は、枚方市が構成員として参加しているということですが、本年1月に設立され、国の補助金を申請し、認可されたということです。枚方市も参画しているということですが、スケジュールを見ると、定期的にワークショップを開催するように書かれています。  その一方で、市は、市民から市民説明会を開催するように要望され、私どもも、議会でもちゃんとした説明会を開催するように求めてきましたが、一向に開かれていません。この対応の差は一体どうなっているのか。民間事業者には誠実に対応するけれども、その一方で、一般市民には意見を聴くこともしないと。説明会もしないと。一般市民の意見を聴くことは重要ではないと考えているということなんでしょうか。今回、アンケートを実施するということですけれども、私どもは、しっかりと対面で説明会をし、説明するように求めてきているわけです。  この協議会について、「公共空間の活用等による社会実験の実施」を令和4年度に、「枚方市駅周辺まちづくりの未来ビジョンの策定」を令和5年度にと書いていますが、具体的にはどのようなことなんでしょうか。枚方市が進める枚方市駅周辺再整備事業にどのように関わってくるのか。また、これまで今回の計画のベースになっている枚方市駅周辺再整備ビジョンとの関係はどうなっているのか、お伺いします。 53 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 国が提唱します未来ビジョンとは、地域の特性を踏まえ、目指す姿に向けた施策や、目指す姿に向けたロードマップなどを示すものであり、今後、検討を進める中で、適宜その内容をお示ししてまいります。  また、本市が枚方HUB協議会に参画することで、枚方市駅周辺再整備基本計画に基づくまちづくりの実現に資するよう、未来ビジョンの策定に向け取り組んでまいります。 54 ◯野口光男議員 今の答弁を一般の市民の方が聞いても、なかなか分からないのではないかと思いますし、私もよく理解できません。  他市の事例では、産官学だけでなく、地元の自治会や住民団体、また住民や就労者なども参加しています。ところが、この枚方HUB協議会では、このような分野が参加されていません。なぜ入っていないのか。この構成はどのように決められたのか、お伺いしたいと思います。 55 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方HUB協議会の構成員につきましては、規約におきまして「枚方市および枚方市駅周辺エリアのまちづくりの推進を図る活動を行う団体、大学、企業、地域団体等で、本協議会が会員と認めた者をもって構成する」とされております。 56 ◯野口光男議員 この規約については私も見ているわけですが、それは十分理解しているわけです。しかし、実際には地域団体等が入っていないということを指摘させていただいているわけです。なぜ参画していないのか。  市として、その対象となる、例えば近くの商店街、また川原町商店街など、またT-SITEや自治会などが参加するように助言をしなかったのか、お伺いしたいと思います。 57 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 構成員につきましては、確定したものではありませんので、今後も追加の予定はあるとお聞きしております。 58 ◯野口光男議員 国土交通省の資料では、官民連携、多様な人材を活用と言っているわけですけれども、今の答弁は、全く市として他人事のような答弁なので本当に驚くわけですけれども、これではまさに民間丸投げのまちづくりになってしまうんじゃないでしょうか。そこには公共性が感じられなくなってしまいます。  枚方HUB協議会では、枚方市も一緒になって検討するとしながら、一般市民に対してはワークショップを2回だけしか開催しない。これでは不十分ですし、市民の意見聴取を反映したワークショップにすべきだと思いますが、見解をお伺いします。 59 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市が今回実施するワークショップにつきましては、コロナ禍の中でも参加者に来てもらいやすく、趣旨の理解や御自身の考えをまとめていただくに要する時間を考慮し、2回と設定しております。  また、広く御意見をいただけるよう、併せてアンケートも実施しております。 60 ◯野口光男議員 やはり、その答弁を聞いていても、一般市民の皆さんを置き去りにした、民間事業者中心の進め方のように聞こえてきます。このような進め方は改めるべきだと申し上げておきます。  この4)・5)街区の市有地の有効活用を検討するときに、市庁舎がどこになるのかが重要になりますが、この資料では、計画に基づいて5)街区庁舎案で作成されています。  あくまでも、新庁舎の位置は条例改正で決められるわけですから、条例改正されていない現時点では決まっていないにもかかわらず、5)街区案だけで計画を進めるというのは、議会軽視となるのではないでしょうか、見解をお伺いします。 61 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市といたしましては、再整備基本計画及び枚方市新庁舎整備基本構想に基づき、5)街区を前提に、4)・5)街区の市有地の有効活用に向けた検討を進めております。 62 ◯野口光男議員 それでは、なぜ今回、4)街区庁舎案を提示しているのか。それはどういう意味なのか、お伺いしたいと思います。 63 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 庁舎位置の違いによる4)街区における民間活力導入エリアの面積などの差をお示しするために、今回、資料を作成したものでございます。 64 ◯野口光男議員 つまりは、市が進めている5)街区庁舎案の正当性を主張しているということになるわけです。そのために今回の資料を作られているということで、この資料があまりにも恣意的ではないかと見えるわけです。  新しい道路についても、位置が微妙にずれているわけですね。4)街区庁舎案のところでは緑をしっかり補完しているにもかかわらず、5)街区庁舎案になりますと、有効活用する部分にまで新しい道路が割り込んでいってしまっているわけです。  『広報ひらかた』7月号アンケートで意見募集している4)・5)街区のイメージ図では、5)街区にしか新庁舎がありません。これでは、既にもう新庁舎は5)街区に決定していると市民に言っているようなものではないでしょうか。誰がこの場所に新庁舎を建設すると決定したのか、お伺いしたいと思います。 65 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 繰り返しになりますが、本市といたしましては、再整備基本計画及び新庁舎整備基本構想に基づきまして、5)街区を前提に、4)・5)街区の市有地の有効活用に向けた検討を進めております。
    66 ◯野口光男議員 つまりは、計画だけで、決定したわけではないのにもかかわらず、この既成事実を重ねていっているということになるわけです。  庁舎位置が決定しているような誤った情報を提供しているこのアンケートについては、やっぱりやり直すべきです。しっかり訂正して、アンケートをやり直すように求めておきたいと思いますし、そもそも計画全体の説明会が実施されていないのにアンケートだけ取るというやり方は、やっぱり間違っていると思いますが、見解をお伺いします。 67 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 ワークショップ及びアンケートにつきましては、再整備基本計画及び新庁舎整備基本構想に基づきまして、4)街区における民間活力導入エリアの活用などについて検討するため、実施するものでございます。 68 ◯野口光男議員 あくまでも、この民間活力導入エリアの活用だけ、今回は市民の皆さんに意見を聴くんだということを答弁で繰り返しているわけです。  このイメージ図では、5)街区に庁舎を設置すると提案したときに、その根拠としていた、枚方市駅から4)街区のにぎわいを創出するために設置するとしていた庁舎までの歩行者デッキがありませんけれども、これはどうなったのか、お伺いしたいと思います。 69 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 歩行者デッキにつきましては、当初、4)・5)街区のまちづくりを再開発事業による検討を進めていた際に、施設整備と一体的に整備する機能として、将来の土地利用計画・施設配置計画図にお示ししておりました。  現在、再整備基本計画の中で、安全、快適で歩いて楽しい空間を構築していく主な取組としてお示ししており、今後、まちづくりの検討を進めていく中で明らかにしてまいります。 70 ◯野口光男議員 今後のまちづくりの検討を進めていく中でということですけれども、それでは、今回の計画に含まれているのか。今回の事業費に、歩行者デッキの建設事業費は含まれているのか、お伺いしたいと思います。 71 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)・5)街区のまちづくりを進める上でお示ししております事業費につきましては、歩行者デッキの経費を見込んでおります。 72 ◯野口光男議員 見込んでいるということですけれども、それでは、なぜ今回、このイメージ図に示されていないのか。この歩行者デッキはどこを通るのか、お伺いしたいと思います。 73 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 繰り返しになりますが、再整備基本計画に基づき、安全、快適で歩いて楽しい空間を構築していくため、今後、まちづくりの検討を進めていく中で明らかにしてまいります。 74 ◯野口光男議員 結局、歩行者デッキは、今現在のイメージ図にはないけれども、今後は造っていくんだと理解してよろしいんでしょうか。その辺はどうなんでしょうか。今後のまちづくりというのは、4)・5)街区の建設計画が進めている、段階的に造っていくわけですけれども、そのステージ1-1とか1-2、2とかありますけれども、どの段階で造っていくのか、お伺いしたいと思います。 75 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 繰り返しになりますが、今後、まちづくりの検討を進めていく中で、その必要性について明らかにしてまいります。 76 ◯野口光男議員 質問すればするほど分からなくなっていくので、必要性を検討するということは、必要でなくなってくるかもしれないということで受け取らせていただいて、次の質問に行きたいと思います。  いずれにせよ、この駅と庁舎をつなぐ歩行者デッキが、今の答弁でも、どうなるのか分からないという状況です。そして、市駅前行政サービスも、当初言っていたものよりも600平米縮小されると。総合サービス窓口もなくなると。つまり、5)街区に庁舎を持っていくとしていた前提が全てなくなっていっているわけです。このことについては、市民は知らされていないわけです。こういうことを含めて、正確な現時点の計画を市民にしっかり説明すべきではないでしょうか。  基本計画にも書いてありますが、5月の総務委員協議会資料でも、消防庁舎について「移転を検討」と書いていますが、今回の資料にはありません。どの場所を検討しているのか、予算は見込まれているのか、お伺いしたいと思います。 77 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 5)街区におけます枚方消防署の移転につきましては、5)街区のまちづくりの考え方や、新たな消防署として必要な規模や機能などの必要条件を枚方寝屋川消防組合と調整しながら、移転に必要となる予算措置についても併せて検討してまいります。 78 ◯野口光男議員 この枚方消防署についても、今回の事業費には含まれていないとなるわけです。特に、この5)街区、4)街区もそうですけれども、浸水地域ということも考えれば、今の状況、これまでにない未曾有の災害に襲われるということを考えれば、その場所についてもしっかりと検討し直すということが必要であると申し上げておきます。  今回の4)街区の民間活力導入エリアの検討に際しての前提条件について、3項目が書かれています。しかし、事業実施の前提について、私たちがこれまで経験したことのない感染症、コロナ禍の中にあるということを受け止めて事業を実施していく必要があると思います。今、立ち止まって、今後検証するべきだと思います。  特に、コロナ禍で厳しい財政状況にある市内事業者に対して、新たな大規模商業施設を造ることで、どのような影響を与えると考えているのか、お伺いしたいと思います。 79 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市といたしましては、再整備基本計画を進め、商業など都市機能の更新、強化や、ゆとりのある空間の形成などを図るとともに、回遊性を高め、新たなにぎわいを創出することで、周辺地域への波及効果が図れるものと考えております。 80 ◯野口光男議員 今回のコロナ禍において、私たちは、様々な検証をする必要があると思っているわけですけれども、特に今回、今年度で使用停止になる市民会館本館についても、狭隘な保健所の事務所機能を補完し、またワクチン接種会場などで、現在も大きな役割を果たしています。このことは、やっぱり市庁舎と集会施設を隣接させることが重要であり、計画を変更すべきではないのかと。例えばこういうことについても、計画を変更すべきではないかと思いますが、見解をお伺いします。 81 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 新庁舎整備基本構想では、日常のイベントや緊急時など様々な用途に活用できる多目的スペースを設ける考えでございます。 82 ◯野口光男議員 今回のこの新庁舎案の中でも、確かにそのような広いスペースというのは確保されていますけれども、広いスペースではなく、それぞれの団体の活動拠点というものが必要だと思います。また、保健所の位置についても、やはり私どもとしては、災害対策本部との連携が必要であり、市庁舎と隣接することが必要であると意見を申し上げておきたいと思います。  また、4)街区の活用について、商業施設だけでなく、市民活動の拠点施設を持ってくることと併せて、中央図書館や集会施設を併せ持つ庁舎を造ることで、4)街区とその周辺の活性化を図れると、私どもはこれまでも提案してきました。  市民の貴重な財産である4)街区の活用について、市民の願いをしっかり受け止めていただけるよう要望しておきたいと思いますし、また、財政的裏づけとして、現時点で財政シミュレーションを示すべきではないかと思いますが、見解をお伺いします。 83 ◯田中哲夫総合政策部長 市駅周辺再整備につきましては長期間に及びますので、事業の推進に合わせて、適宜、財源の確保の状況や収支状況を見極めながら取り組んでいくこととしております。  今年度におきましても、事業判断を行うに当たって必要となる財政シミュレーションを行ってまいりますが、今年度では、特にワクチン接種の進展による経済の回復や市税収入の動向などを見極めた上で行っていく必要があると考えております。 84 ◯野口光男議員 しかし、現時点でも、様々な部分で市駅周辺再整備事業の財源を確保するためにいろいろなところに影響が生じているということを、やはりしっかりと市民に示すべきだと考えているわけです。  例えば、先日の阪保育所、桜丘北保育所の民営化の請願審査においても、市駅周辺再整備事業を推進するために、その財源を確保していくために保育所を民営化していくということも言っているわけです。しかし、職員削減で、今後必要な職員が配置できず、市役所の本来業務である福祉の向上に支障が生じることにもなりかねない事態になってきていると思いますし、早い時点で財政シミュレーションを提示するよう要望しておきたいと思います。  4)街区における新たな道路の必要性と、その事業手法の比較案が示されています。  まず伺いますが、この道路ネットワークはいつ完成するのか。例えば、枚方警察署の裏の道路はいつまでに建設できるのか。それぞれの道路について、事業計画はどのようになっているのか、お伺いします。 85 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)街区におけます新たな道路の整備時期につきましては、財政状況等を踏まえながら、まずはステージ1-1を着実に進める考えでございます。  また、枚方警察署裏の道路につきましては、まちづくりと合わせた整備を検討する考えでございます。 86 ◯野口光男議員 つまり、この道路ネットワークについても、今回の事業費には含まれていない部分がたくさんあるわけです。しかし、今回のイメージ図では、あたかもこの事業によって、このウオーカブルな、また道路ネットワークが完成していくというようなイメージ図が示されていくことになってしまいます。  また、新たな道路については、大ホール跡地の施設整備に際して接道が必要で、上下水道やガス、電気、電話・インターネット回線等のインフラ設備の収納空間が必要としていますが、大ホール前と別館前の市道を再認定したら、新たな道路建設は不要になるのではないかと思いますが、見解をお伺いします。 87 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)街区の新たな道路につきましては、駅前広場への通過交通抑制などによるウオーカブルの推進や、魅力的な都市機能の誘導などの観点から必要であると考えております。 88 ◯野口光男議員 私は、この間、その自動車の動線については何回聞いても理解できないわけです。道路ばかり造って一体どうするんやと思うわけですし、この4)街区についてはどのように活用していくのか。  今回、市民に意見を求めていくわけですけれども、その際には、やはり枚方市全域のことを十分に市民に提供していく必要があると思いますし、例えば、今の計画では、きららにある教育委員会も、庁舎分館も土木部別館も中部別館も、新庁舎に集約してくる計画ですが、それでは、その後のきららなどの建物はどのように活用されるのか。計画を示すべきだと思いますが、見解をお伺いします。 89 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)街区の有効活用につきましては、ワークショップやアンケートを通じて、市民に広く御意見を伺ってまいります。  また、輝きプラザきららにつきましては、新庁舎整備基本構想に基づき、執務室として検討してまいります。 90 ◯野口光男議員 やはり、今、庁舎のこともそうですけれども、市域全体のことを十分検討して、この市駅周辺の再整備事業については考えていく必要があると思います。  また、今、市民の皆さんは、身近な相談窓口、北部リーフのようなものが一体いつできるのかということを切実に望まれているわけです。こういうことも含めて、今回の計画については十分検討していく必要があると思いますし、この時期に、にぎわい、活性化だけでは、市民は納得できないと思います。  今回の4)・5)街区の大型開発が、これからの枚方のまちづくりにおいてどのような役割を果たしていくのか、お考えをお伺いします。 91 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市の10年先、20年先を見据え、4)街区では、公園、広場と一体的な都市機能や施設などにより、にぎわいやゆとりを創出し、5)街区では、新庁舎などの行政エリアとして、利便性や防災性を高めた安全、安心の拠点を形成するため、財政状況を踏まえ段階的に取組を進めてまいります。 92 ◯野口光男議員 最後に、市長にお伺いします。  私は、枚方市駅周辺だけでなく、枚方全体にとってこの事業がどのような意味を持つのか、そして、どのように枚方全体の発展につながっていくのか、この市駅周辺だけでなく市民全体の利益にどうつながっていくのか、全く今の部長の答弁では分かりません。  市民が納得する説明を市長に求めたいと思います。市長の見解をお伺いします。 93 ◯伏見 隆市長 枚方市駅周辺再整備につきましては、本市の未来を担うまちづくりの重要課題の一つであり、人口減少や少子・高齢化、経済低成長という厳しい時代にあっても、10年・20年先を見据え、市内外から様々なヒトやモノが集い、交流するまちを実現していくことで、さらなる活性化に向けた起爆剤となり、そうした効果が枚方市駅周辺にとどまらず、市域全体に波及するものと考えております。 94 ◯野口光男議員 市域全体にどのように波及させていくのか、その仕組みづくりが重要だと思います。そのことをやっぱり市民も求めていると思いますし、そのためには、より市民の皆さんにしっかりと説明を尽くしていく。そして、市民の皆さんが納得した上で事業を進めるべきだと申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。 95 ◯有山正信議長 これにて、野口光男議員の質問を終結します。 96 ◯有山正信議長 次に、番匠映仁議員の質問を許可します。番匠議員。 97 ◯番匠映仁議員 私からも、まず、資料4ページにあります枚方HUB協議会の取組について、お聞きしたいと思います。  これまでの質問で、枚方HUB協議会は、3)街区だけでなく、いわゆる枚方市駅周辺再整備地域全体を対象としており、漢字の街ではなく、平仮名のまちづくりを検討していくということは、私として理解しました。  さて、枚方HUB協議会は、「枚方市駅周辺エリアの拠点を形成し、社会課題の解決を図りながら持続的に発展することを目指し、産官学が連携してまちづくりの推進を図る活動を行うことを目的として」設立されたとされています。  お聞きしたいんですが、市の考える社会課題はどのようなもので、その社会課題をこの協議会を活用してどのように解決しようとされているのか、伺います。 98 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市が考えます社会課題といたしましては、人口減少、少子・高齢化並びにコロナ禍による経済成長の不透明感などの社会経済状況の変化などが挙げられます。  そうしたことから、同協議会活動に参画することで、3)街区のハード整備を踏まえ、将来におけますソフト面でのまちづくりを促進、継続させる仕組みをつくり、市駅周辺再整備に係る様々な課題解決などに寄与するものと考えております。 99 ◯番匠映仁議員 人口減少、少子・高齢化、経済成長などを社会課題と考えている。また、ソフト面での課題解決を図っていきたいなどというキーワードが答弁にありました。  ここまでのほかの議員からも意見あったのと同様になるかもしれませんが、私からも要望させていただきます。  社会課題を大きく捉えればそうなんだと思うんですけれども、私からすると、漠然として、何がしたいのか分かりにくい答弁に感じました。せっかく市内外の企業がこの枚方市駅周辺をにぎわうまちにしたい、私たちにできることは何だろうと思い集まる会議体だと私は認識しています。市として、ぼやっとした社会課題でなく、具体的な社会課題を設定し、この協議会を通じて解決を図っていただきたいと思います。しっかりと目的を持って、的を絞って臨むべきだと要望しておきます。  加えて、枚方市駅周辺のにぎわいづくりには、SDGsを意識して、枚方市全体、北河内全体の社会課題を解決するという視点、枚方市全体への経済波及効果という視点、また健康、スポーツ、音楽やアートといった人と人とが交わり元気や熱狂を共有し共感できるソフト面での視点、そしてそれらをデータを駆使して解決するというスマートシティの視点が必要だと私は考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、総合政策部、観光にぎわい部も、それぞれの解決したい社会課題があるのではないでしょうか。本日はお聞きしませんが、どのようにこの協議会に臨んでいくのか、またお聞きしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  さて、次に、資料5ページの4)5)街区の市有地の活用に向けて、今後の流れ(案)について、伺います。  12月に4)街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツ(案)の報告、来年2月に4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)の報告を計画されているとのことです。私は、どんな案が報告されるのか、期待とともに心配しているところです。  今年3月末に策定した基本計画では、民間投資を促し、商業・業務機能、子育て・教育・医療・福祉・文化芸術機能を誘導、また、コワーキングスペースやインキュベーション施設などの誘致を検討するなど、たくさん列挙されていますが、どれくらいの具体性、実現性を伴った内容の報告になるのでしょうか。既に募集を始めている市民意見聴取や、他市事例の研究もされるとのことですが、それをまとめたものを想像したらよいのでしょうか。  また、その報告内容は、私が代表質問で、市長が目指す4)街区のまちづくりとはどのようなものかとお聞きしたところ、そのときには「にぎわいや憩いを創出する機能を拡充するとともに、2)・5)街区のまちづくりなどと連携してシンボリックな駅前の大空間を創出し、ウオーカブルなまちの形成を目指していきます」と答弁されました。  その答弁に沿ったものであり、まちの魅力を高める施設の案が報告されるということなのでしょうか、伺います。 100 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)の取りまとめに際しましては、枚方市駅周辺再整備基本計画を踏まえるとともに、その工程といたしまして、まず、ワークショップやアンケートでの市民意見を参考に、4)街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツについて、議会の御意見を踏まえた上で、12月を目途に案をお示しする考えでございます。  その内容につきましては、再整備基本計画でお示しております公園、広場などとの一体的なにぎわいや憩いの創出の向上などに寄与するとともに、実現性の観点からも検討し、まちの魅力を高める施設となるよう検討してまいります。 101 ◯番匠映仁議員 答弁をお聞かせいただいて、現時点では、4)街区のまちづくりについて、これまで市長がおっしゃってきた、にぎわいのあるまちになるのか、私にはまだ見えてこないですし、多くの市民にも見えてこないように思えてなりません。  進め方についても、示されただけの方策で、本当にブラッシュアップされた案が提案されるようには思えてこないので、また1年間が浪費されていくのではないかと不安でいっぱいです。  市長は、私の代表質問の答弁で、4)街区のまちづくりについて、こうも答弁されました。「並々ならぬ思いを持って成し遂げる決意であります」と。並々ならぬという言葉には、辞書によると、普通でない、また上辺だけでないという意味があるそうです。私は、その決意に期待しつつも、言葉と実態が乖離しているようにも思います。今議論している枚方市駅周辺のまちづくりは、部長が何度もおっしゃっているように、10年後、20年後の枚方の話です。そのとき、SDGsを達成して、社会課題を一つ一つ乗り越えて、4)街区が魅力あるにぎわいのあるまちになり、枚方市駅周辺でのにぎわいをリードし、枚方市全体がさらなる新しい時代の発展を遂げ、市民が笑顔で生き生きと暮らしている姿を市民に提案してください。  4)街区の9割は市民の土地です。市の責任と覚悟と戦略が感じられる熱い言葉で市民に丁寧に提案できなければ、市民は民間活用という言葉に合意できないのではないでしょうか。私は、並々ならぬ提案を期待しておりますので、どうぞよろしくお願いします。  以上です。 102 ◯有山正信議長 これにて、番匠映仁議員の質問を終結します。 103 ◯有山正信議長 次に、奥野美佳議員の質問を許可します。奥野議員。 104 ◯奥野美佳議員 私のほうからは、大きく3点質問させていただきます。  まず最初に、市民会館大ホール棟と市民会館本館の廃止後の取扱いについて、伺います。  5月、待望の枚方市総合文化芸術センターが竣工しました。開館イベントも好評のようです。枚方市駅周辺再整備を考えるとき、総合文化芸術センター整備と市役所庁舎整備は、もともと一体の事業として取組が開始された経過を忘れてはいけないと思います。  総合文化芸術センター本館の一般貸出しの開始に合わせ、令和3年度9月末をもって市民会館の大ホール及び小ホールは完全に廃止されます。同センター別館となる旧メセナひらかた会館が改修工事を終え再オープンすることに合わせて、枚方市市民会館本館も完全に廃止となります。そして、枚方市市民会館条例も令和4年4月1日付で廃止となることを定めています。  ところが、参考資料1、大ホールの解体・造成に係る事業手法の比較(案)における4)5)街区の土地区画整理事業(A案)には、令和3年度末から令和5年度の途中まで大ホール跡地の暫定活用(社会実験等)とあり、その間、令和4年度中に都市計画決定を受け、令和5年度には土地区画整理事業の事業認可を想定し、令和5年度末に以降に解体除却・造成工事と示されています。  比較として掲載されている市単独事業による撤去等(B案)では、令和3年度9月末の市民会館のホール廃止後、速やかに解体除却・造成工事が行われ、除却整地された大ホール跡地において、令和5年度当初より大ホール跡地の活用(暫定・本格)と示されています。  A案を評価するに当たり、まず最初に、経年劣化著しい市民会館の現状について、伺います。  2月の全員協議会において、建築基準法第12条に基づき咋年5月に実施された特定建築物定期検査において、外壁タイルに亀裂、浮きの発生や屋上防水の劣化、非常用の照明装置の不点灯などの指摘を受けた。特に外壁タイルについては落下の可能性があるため、歩行者等の安全をさらに確保する観点から、落下物防護ネットの設置工事を実施する予定であると答弁され、この5月、巨大な市民会館大ホール棟の外壁3面に約2,000万円をかけて落下物防護ネットを設置されました。壁の有効活用なんて状況ではないと思います。  この落下物防護ネットは、あくまで応急処置であるとの説明を受けていますが、このネットの設置により、どの程度の期間、安全性が確保されるのか、伺います。  A案では、令和5年度末以降に解体除却・造成工事が予定されていますので、少なくとも令和5年度末には大ホール棟が残っているという想定かと思いますが、建物そのものの安全性に問題はないのか。リスクマネジメントの観点から伺います。  また、建物が残っている場合、全面打診調査を含む法定点検(建築基準法第12条)について、どのように考えるべきか、伺います。 105 ◯山中信之都市整備部長 まず、防護ネットにつきましては、建築物だけでなく、高速道路の橋梁部下にコンクリート片の落下防止対策等に設置されているものを使用しておりまして、使用条件にもよりますが、10年程度の耐久性があるものでございます。したがいまして、令和5年度末以降の解体除却・造成工事に対しての安全性に問題ないと考えています。  また、法定点検につきましては、外壁だけではなく、施設全体の各種点検を行うものでございます。  なお、全面打診点検につきましては、今回の応急的な工事によって安全対策を講じたため、国の技術的助言に基づきまして、当面は実施する必要はないものと考えております。 106 ◯奥野美佳議員 落下物防護ネットは、10年程度の耐久性があるものとの御答弁です。  まさか、この先10年も、ネットを設置した大ホール棟を残置するということをお考えではないと思いますが、市民会館大ホール、そして市民会館本館を残置する場合、当然のことながら相応の維持管理及び保全・改修コストがかかるわけです。リスクマネジメントの観点から、建物そのものの安全性をお伺いした内容については、建物が残存する以上、安全確認のため法定点検を行う必要があるというお答えであると理解します。  令和4年4月1日以降、条例上廃止となっても、当該施設が解体除却されるまでは維持管理コストが必要となってきますし、そうした経費をかける以上、前提として、廃止後の市民会館大ホール棟、市民会館本館の取扱いの方向性について、決められていなければならないと考えます。  大ホール棟は今年9月末で、市民会館本館は来年3月末で廃止されることが決定されていますが、まずは、令和3年度の維持管理及び保全、改修の経費の内訳について、伺いします。  そして、令和4年度以降、いつまでになるのか分かりませんが、市民会館大ホール棟及び市民会館本館の建物が残存する場合、それら施設の維持管理及び保全、改修に必要な予算措置、そして、何よりも担当部署はどうなるのか、伺います。 107 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 市民会館における令和3年度の維持管理経費の内訳についてですが、受付業務や各種点検業務、清掃業務や保安業務など施設運営委託料として4,752万円のほか、光熱水費1,428万8,000円、修繕費240万円などで、合計7,238万2,000円の予算となっております。  また、令和4年度以降の市民会館における維持管理に係る予算及び担当部署につきましては、今後、廃止後の市民会館の取扱いについて庁内で検討を行い、年内には確定してまいりたいと考えております。 108 ◯奥野美佳議員 令和3年度は約7,200万円の経費ということです。令和4年度以降の予算措置及び担当部署について、次年度予算の編成もあることから、年内には確定していきたいということですが、現時点では未定だとの御答弁です。  建物を残した場合のランニングコストも把握せずに、残すことを果たして決めてよいのでしょうか。まして、廃止後の市民会館の取扱いについて、庁内で検討するとのことですが、庁内検討の会議体はまだ決まっていないとの御説明でした。枚方市駅周辺再整備活性化推進委員会や公共施設マネジメント推進委員会などといった既存の庁内委員会になるのか。新たに庁内委員会を設置するのか。もしくは都市経営会議で決定するのか。現時点で庁内検討の会議体すら決まっていないというのもどうなのかなと思います。目の前にある市民会館大ホール棟、市民会館本館の廃止後の扱いがおざなりにされているのではないかと指摘しておきます。
     次に、土地区画整理事業についてです。  参考資料1の4)5)街区の土地区画整埋事業(A案)では、令和4年度中に都市計画決定を受け、令和5年度には土地区画整理事業の事業認可を予定されています。土地区画整理事業は、まちづくりのハード部分、すなわち道路、公園、建物、町並み、景観を受け持つまちづくりの整備手法のうちの一つで、一定の広がりを持ってまちを整備することができる、いわゆる面整備の代表的な手法であると私は理解しています。  土地区画整理事業の目的について、土地区画整理法は「都市計画区域内の土地について、公共施設の整備改善及び宅地の利用の増進を図るため、この法律で定めるところに従つて行われる土地の区画形質の変更及び公共施設の新設又は変更に関する事業をいう」と定めています。つまり、土地区画整理事業は、枚方市駅周辺再整備基本計画計画書の31ページ、参考2-1に記載されているように、「権利者からその権利に応じて少しずつ土地を提供してもらい(減歩)、この土地を道路・公園などの公共用地が増える分に充てる他、その一部を売却し事業資金の一部に充てる事業制度」ということなのです。  4)・5)街区の土地区画整理事業の対象面積は、道路などの公共施設を含めて約4ヘクタールで、4)街区の地権者は、枚方市が面積比で約9割、民間が約1割で、地権者は数件。5)街区の地権者は、枚方市が面積比で約3割、大阪府が約4割、国が約2割、そして民間が約1割で、地権者は、公的団体が2者程度と、昨年12月に御答弁いただきました。  通常、土地の形と面積を変えるためには、土地を分筆したり合筆したり、また交換したりという作業を繰り返していかなければなりませんが、土地区画整理事業における換地では、一旦、従前地を全て抹消して白紙の状態にし、新たに換地を創設することによって一気に入替えを完成させる仕組みです。  ところが、約9割が枚方市の土地である4)街区においては、そんな仕組みは必要ありません。公共減歩についても、保留地減歩についても、数件の土地所有者の協力を得られるとは到底考えられません。市の責任と負担で行えばいいと言われてしまうと、説得するのが難しいと思うからです。  また、5)街区については、新庁舎や枚方消防署などを整備していくとはいうものの、事業内容については、まだまだ雲をつかむような状況です。  さきの議員への御答弁でも、基本計画に基づき検討するという御答弁ばかりだったかと思います。そのような状況でも、市が4)・5)街区で想定されている土地区画整理事業については一体で都市計画決定を行うとのことですが、事業計画、施行対象区域、地権者、換地設計や建物移転補償の支払い時期、換地処分の時期、施行者、事業期間、市負担額を含む資金計画はどのように考えておられるのか。具体的内容について、伺います。 109 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 事業計画案につきましては、現時点で定まっておりませんが、事業概要としましては、枚方市駅周辺再整備基本計画でお示ししております4)・5)街区におきまして、地区内の新たな道路の整備と併せまして、良好な市街地形成を図る考えでございます。  本区域の地権者といたしましては、国・府・市などの官公庁と公的団体及び数件の民有地がございます。  また、換地設計につきましては、地権者の意向などを伺いながら、令和5年度の事業認可後、早期に仮換地指定を行いたいと考えております。そのため、移転補償費等の支払いについては、早くても既存施設の解体など本工事と合わせた時期となります。  また、換地処分は、円滑な事業推進に努め、早期実現を目指してまいります。  事業期間や施行者、具体的な資金計画などにつきましては、関係者協議などを行いながら、令和5年度の事業認可に向けて、市の財政状況なども踏まえ、事業計画案を作成する考えでございます。  新庁舎整備を含む4)・5)街区の再整備において、現時点で想定しております事業費は約247億円、市負担としましては約198億円であり、その内訳としまして、新庁舎整備費は約116億円を見込んでおります。市負担額の財源としては、基金をはじめ起債、一般財源、市有財産有効活用を予定しております。 110 ◯奥野美佳議員 申し訳ありませんが、恐らく、御答弁いただいたようなスケジュールでは絵に描いた餅だと思います。  次に、4)街区における土地区画整理事業について、事業概要としては、都市計画道路を予定している地区内の新たな道路の整備と併せて、良好な市街地形成を図ることが目的であるとの御答弁でした。  新たな道路の整備が大義の面整備、すなわち土地区画整理事業ということになるのでしょうか。実際のところ、5)街区の土地所有者である大阪府と、4)街区の土地所有者である枚方市の換地が主目的ではないでしょうか。  4)街区におけるイメージ図を見る限りでは、土地区画整理事業として行う道路整備と公園整備を市民会館大ホールなどの既存施設の上に計画して、何が何でも移転補償の対象とし、国補助金をもらうという意図でしかないように思われて仕方ありません。4)街区で何をしたいから、何を目指すかという目的が後回しになっています。  国補助金について、公共団体とはいえ、自らの土地をどう使うか自らの判断で完結できる事業、すなわち市が市の土地の中で区画を変える事業は、本来、国が補助すべき土地区画整理事業ではないと、はしごを外されるリスク、捕らぬタヌキの皮算用になるのではないかという懸念が私には拭い切れません。  何よりも、市民会館大ホール棟の移転補償費を補助対象経費とするために、わざわざ公共施設としての道路や公園などの整備を行うと言われているようで、その場所に本当に道路や公園が必要なのかということについて、まちづくりの観点から説明されているようには思えないわけです。  補助金財源を何とか獲得したいということを出発点にしてしまうと、時間、コストが削減できない事業スキームになっているのではないでしょうか。あくまでも手段でしかない補助金の獲得を至上命題にし、まだまだ事業計画も事業概要も不透明な5)街区における事業と一体で土地区画整理事業を進めようとすると、結局ずるずると長い時間がかかってしまい、その間、不必要な維持管理コストを出し続けるということになるばかりか、新たな活用可能性を潰すという莫大な機会損失と逸失利益を発生させることになると、これは指摘しておきます。  最後に、市民会館大ホールの解体、造成に係る事業手法等について、もう少し詳しくお尋ねします。  参考資料1に、土地区画整理事業(A案)、市単独事業(B案)それぞれ事業費の試算額が記載されていますが、公共(自治体)としての枚方市と、土地区画整理事業の実質的な事業主体としての枚方市と、土地所有者、地権者としての枚方市と、枚方市は3つの顔で登場しています。  各事業費の資金の実際の動きは、移転補償費等の支払いについては、早くても既存施設の解体など本工事と合わせた時期になるとの御答弁で、それ以上のことは現時点では分からない、時期は未定ということでしたが、ここでは、各事業費の積算内訳、積算根拠と、誰から誰に支払われるかについて、確認していきたいと思います。  まず、公共(自治体)としての枚方市は、土地区画整理事業の実質的な事業主体、すなわち枚方市が中心の事業主体に対して、補助金約10.6億円を払うということになっていますが、約10.6億円の積算内訳、積算根拠について、伺います。  次に、公共としての枚方市が、枚方市が中心の事業主体に支払う補助金約10.6億円の2分の1の約5.3億円は、国補助金として公共としての枚方市が収入し、枚方市が中心の土地区画整理事業の事業主体から、市民会館大ホールの土地所有者、地権者としての枚方市に支払われる移転補償費約9億円を、公共としての枚方市が収入することになっていますが、約9億円の積算内訳、積算基礎について、伺います。  さらに、B案の工事費、公共としての枚方市が負担する1.6億円の積算内訳、積算基礎について、伺います。 111 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 参考資料1におきまして、土地区画整理事業のA案でお示ししております市支出の補助金約10.6億円につきましては、大ホールの建物補償費や損失補償費、除却整地費を試算したものでございます。  その内訳といたしましては、大ホールの建物補償費や損失補償費として約9億円及び解体、造成に伴う工事費として約1.6億円を補助金として見込んでおり、それぞれ市収入の移転補償費約9億円と、市単独事業B案の工事費約1.6億円に当たるものでございます。  移転補償費の積算につきましては、建物の構造や経過年数、類似事例を踏まえ推計したものでございます。 112 ◯奥野美佳議員 御答弁によりますと、土地区画整理事業A案では、公共としての枚方市は、枚方市が中心の土地区画整理事業の事業主体に対して、市収入の移転補償費約9億円と、市単独事業B案の工事費約1.6億円に当たる約10.6億円を補助金として支払うけれども、2分の1の約5.3億円は国補助金として収入し、約9億円は移転補償費として収入するので、公共としての枚方市は約3.7億円の収入超過となり、大ホールの解体・造成工事を市単独事業B案で約1.6億円支出するよりも約5.3億円お得であるということのようです。  各事業費の資金の動きの時期は未定ですし、事業認可に問題はないと思うとの御説明でしたが、このような土地区画整理事業を国は本当に補助対象と認めてくれるのでしょうか。  さきの議員への御答弁では、効果的、効率的に実施できるよう、国・府と連携して取り組むと、実現性を語られていました。繰り返しになりますが、公共団体とはいえ、自らの土地をどう使うか自らの判断で完結できる事業、すなわち市が市の所有地の中で区画を変える事業は、本来、国が補助すべき土地区画整理事業ではないと、はしごを外されるリスク、捕らぬタヌキの皮算用になるのではないかと懸念されますし、本当にそれが公正と言えるのかと意見しておきます。  さらに、資金移動の時期は未定であるとの御答弁でしたが、廃止施設であっても、残存する限り維持管理コストは必要です。令和3年度の維持管理及び保全、改修に必要な費用は約7,200万円との御答弁でした。  参考資料1のA案では、大ホールの早期撤去が課題と挙げられてはいますが、令和4年度以降どの程度必要かも未定で、その後、何年必要になるかも分からない維持管理コストは、約3.7億円の収入超過から差し引かなければならないことを指摘しておきます。  次に、参考資料2の2ページ、4)街区における新たな道路の必要性と事業手法の比較(案)に記載されているA案の補助金約37.7億円、国補助金約18.9億円、移転補償費約29.5億円についても、それぞれの積算内訳、積算基礎について、伺います。 113 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 参考資料2の土地区画整理事業のA案でお示ししております市支出の補助金約37.7億円につきましては、新たな道路に伴う建物補償費や損失補償費、除却整地費、都市計画道路築造工事費に要する補助金でございます。  また、国庫補助金は、制度に基づき、補助金約37.7億円の2分の1の約18.9億円を計上しております。  移転補償費につきましては、新たな道路の整備に伴う市民会館大ホールや市役所別館の補償費であり、建物の構造や経過年数、類似事例を踏まえ推計したものでございます。 114 ◯奥野美佳議員 御答弁によりますと、土地区画整理事業A案では、公共としての枚方市は、枚方市が中心の土地区画整理事業の事業主体に対して約37.7億円を補助金として支払うけれども、2分の1の約18.9億円は国補助金として収入。内訳は、市民会館大ホールが約9億円で、市役所別館が約20.5億円との説明を受けましたが、移転補償費として約29.5億円も収入するので、公共としての枚方市は約10.7億円の収入超過となり、一般街路事業としての市単独事業B案で約1.9億円の支出超過となるよりも、約12.6億円お得であるということのようです。  繰り返しになりますが、市民会館大ホールなどの移転補償費や損失補償費を加えて事業費を膨らましているけれども、結局、国補助金以外の財源は、公共としての枚方市と土地所有者としての枚方市が負担するわけですから、違いは国補助金だけです。補助金を得るための道路や公園などの整備プランであれば、その場所に本当に道路や公園が必要なのかということが問題になります。もっとほかに魅力のあるまちづくりのプランが描ける可能性があるんではないでしょうか。  T-SITEの裏の道を延長してセブンイレブンのある交差点に延長する道路と、その道路の西側に、現在の緑道を挟んで設定されるニッペパーク岡東中央が少し拡張された公園・広場エリアという公共施設整備を加えることにより土地区画整理事業として組み立て、大ホール棟など移転補償費を収入していく。土地区画整理事業の大義となる道路の東側、川原町側の民間活力導入エリアについては、現実的には民間住宅開発という形になっていくのではないでしょうか。  そして、大ホール棟などの移転補償費、さらに4)街区の大半を売却して住宅開発を誘導し、その財源を基に5)街区の大阪府の土地を取得して新庁舎を建設する。それが市駅周辺再整備基本計画の着地で、4)街区は、少し拡張された公園と、その中での少しの工夫以外は、住宅と道路だけが中身の計画になってしまわないのかと思ってしまいます。  その結果を得るためだけであれば、大ホールエリアは自ら解体して公園、広場を整備し、コンペ方式などを活用して市有地をまとめて売却して、開発協議の中で必要な道路整備をさせてもいいのではないかとさえ、本意ではありませんが思ったりもしてしまいます。  冒頭、市民会館大ホール棟や市民会館本館の残存により発生するコストを取り上げました。約1.6億円で解体、撤去が実施できるのであれば、解体、撤去を先行するコストメリットは計り知れないと思います。市民会館本館が稼働していると、施設、設備の構造上、市民会館大ホール棟の撤去も実は困難であるという話も聞いています。市民会館廃止後、一気に更地にして、中途半端なコストを全てカットして、本格的な跡地活用までは暫定活用で便益を確保するという選択肢もあります。市有地であるわけですから、そんな活用もできるわけです。  市民会館大ホール棟の敷地面積は約5,000平米です。そこが更地になると、新しい景色が見え、新しいビジョンも生まれてくるのではないでしょうか。本格活用を検討するに当たっては、制約の強い都市公園でなくても、行政財産、普通財産の広場として活用することを選択肢に持ったほうが、コスト的にも魅力的にもよいものが生み出される可能性が大きいのではないかとも思います。ぜひ、市民と共に考える姿勢を持って、市民の役に立つ市駅周辺再整備事業が4)・5)街区で実現できるよう検討を要望して、私の質問を終わります。 115 ◯有山正信議長 これにて、奥野美佳議員の質問を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 116 ◯有山正信議長 午後1時まで協議会を休憩します。     (午前11時57分 休憩)     (午後1時 再開) 117 ◯有山正信議長 協議会を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 118 ◯有山正信議長 次に、藤田幸久議員の質問を許可します。藤田議員。 119 ◯藤田幸久議員 枚方市駅周辺再整備及び新庁舎整備についての全員協議会は、平成29年3月に第1回目をスタートさせ、その後、回を重ねてきましたが、大きな進展を見ることがないまま、4年の歳月が過ぎてしまったようにも思います。  この間、様々な協議が重ねられ、その中で新庁舎位置についても説明をいただき、意見も交わされましたが、新庁舎位置については、4)街区なのか5)街区なのか、どちらの街区で進められようとしているのでしょうか。市民の関心も高まっています。また、広報などを通して、5)街区案が先行しているようにも受け止められます。  4)・5)街区のまちづくりを進めるために、今年度末を目途に4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)を示す考えであるとの説明がございましたが、新庁舎位置については議会の承認も必要となる重要事項であり、今後、どのように進めていくお考えなのでしょうか。確認の意味も兼ねて、改めて市の見解をお聞かせください。 120 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 市駅周辺再整備におけます市庁舎の位置につきましては、本年3月に策定いたしました枚方市駅周辺再整備基本計画及び枚方市新庁舎整備基本構想におきまして、5)街区の安全、安心の拠点の中核的機能として位置づけており、その実現に向け取組を進めてまいります。 121 ◯藤田幸久議員 庁舎位置については5)街区であると、改めて確認できました。  これに伴い、4)街区における施設整備に際し接道として必要な新たな道路の設置をはじめ、官民連携まちなか再生推進事業の活用、また、本年3月に作成された枚方市新庁舎整備基本構想には5)街区に新庁舎が示されており、さらに令和4年2月に報告される4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)にも5)街区に新庁舎が示される予定であり、5)街区での新庁舎に向けた取組が着実に進められていると理解いたしました。  そこでお伺いいたしますが、この流れの一環として、大ホール跡地で暫定活用する社会実験を予定されている一方、枚方HUB協議会においても、令和4年度に公共空間の活用等による社会実験を行う旨の説明がありましたが、それぞれの社会実験をどのように行うのでしょうか。目的と内容について、お聞きかせください。 122 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 社会実験の目的としておりますエリアマネジメントの実現に向けましては、各街区のまちづくりの進捗を見据えながら、仕組みづくりなどの立ち上げ支援などに取り組む必要があると考えております。  枚方HUB協議会につきましては、現在取組が進んでおります3)街区のハード整備を踏まえ、将来におけるソフト面でのまちづくりを促進、継続させる仕組みをつくることが必要であることから、本市といたしましては、協議会活動に参画することで、市駅周辺再整備に係る様々な課題解決などに寄与するものと考えており、来年度に予定されております社会実験などを通じ、エリアマネジメントの仕組みづくりや新たな魅力創出につながる施策の検討などについて、意見交換等を行っていく考えでございます。  また、大ホール跡地の暫定活用などによる社会実験につきましては、4)街区とその周辺地域を主体としたエリアマネジメントの醸成を先行して図るため、今年度に公共空間を活用した居心地のよい空間づくりや活用方法について課題整理を行い、その解決に向けた社会実験を通じ、検証するものでございます。  本市といたしましては、エリアマネジメントの発展に向け、双方の連携などの調整を行っていく考えでございます。 123 ◯藤田幸久議員 今後のまちづくりの充実も見据えて、実りある社会実験となる取組を要望いたします。  本年3月に作成された枚方市新庁舎整備基本構想の16ページには、庁舎の位置として、生活サポート拠点である4)街区と5)街区に本庁舎を配置した場合の比較検討を行った結果、「5)街区とします」と示されています。  これを踏まえて、今回の参考資料3においては、5)街区庁舎案と4)街区庁舎案を公園や経費の観点から比較されていますが、どのような特徴があるのでしょうか。  また、市の財産である市有地についても比較されていますが、現状からどのように変わるのでしょうか。新庁舎を5)街区にした場合と4)街区にした場合の経費や市有地の面積など、現時点での財政的な試算について、簡潔にお聞かせください。 124 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 新庁舎の位置の比較につきましては、令和2年12月の全員協議会での資料を基に、今般、それぞれの案を実施した場合の公園・広場機能面積などを新たにお示ししております。その結果、5)街区庁舎案では、現在の4)街区の公園・広場機能が約2倍以上となり、4)街区案より約2,300平方メートル広くなります。  さらに、実現性の観点からの経費の比較といたしまして、5)街区庁舎案の事業費では約247億円、4)街区庁舎案では約275億円となり、その差額といたしましては、5)街区庁舎案のほうが、まちづくりに伴う国費や移転補償費、市有地の売却額などの要因により、約48億円を抑制することが可能と試算しております。  また、市有地につきましては、両案ともに民間活力導入エリアを設けることから、現状より減少することになります。 125 ◯藤田幸久議員 市有地については減少するという試算ですが、市駅前の一等地である市有地が減少するということは、貴重な市有財産の在り方として懸念するところであります。新庁舎の位置をはじめ、枚方市駅周辺再整備の心臓部分である4)・5)街区のまちづくりについては、市民の皆さんの大きな関心事となっています。  先ほども、新庁舎位置については5)街区との答弁をいただきましたが、新庁舎位置を5)街区に決定した理由や根拠について、市民の皆様にも御理解、納得いただけるよう、改めて御説明ください。 126 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 5)街区での新庁舎整備につきましては、平成29年8月に、枚方市における国・府・市有財産最適利用推進連絡会議におきまして、府民センターが3)街区に移転し、その跡地の5)街区に国・市による合同庁舎を整備する方向で検討を進めていくことを確認し、これまでから国・府・市が連携して取組を進めております。  さらに、本市が目指すまちの将来像に向け、再整備基本計画に基づく土地利用や施設配置を示すに当たりまして、5)街区での国・府・市有財産の最適利用を図ることができることなどから、まちづくりの範囲をより広く設定することができます。  そのため、4)街区における公園、広場の拡充をはじめ、5)街区での安全、安心の拠点として新たな行政エリアの整備など、にぎわいの創出、回遊性や市民の利便性、防災面の向上といったまちづくりの観点や、定住促進、交流人口の増加、経済効果、市負担額などの面から、効率的、効果的なまちづくりが可能になるものと考えております。 127 ◯藤田幸久議員 今回、4)・5)街区の市有地の有効活用に向けて、今後の想定スケジュールを示していただきましたが、それぞれの関連性について、お聞かせください。  また、4)・5)街区のまちづくりについては土地区画整理事業を想定されていますが、これまで二転三転し、順調に進んでいるとは思えません。今後、庁舎の位置条例をはじめ、都市計画決定や事業認可などの重要な意思決定を執行しなくてはなりません。今後、どのように進めようとお考えなのでしょうか、併せてお聞かせください。 128 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)・5)街区のまちづくりに合わせまして市有地を有効活用することでまちの魅力を高めるため、今般、4)・5)街区の市有地の有効活用の考え方をまとめるのものでございます。  対象となる主な機能といたしましては、庁舎機能や新たな道路、公園・広場機能、民間活力導入エリアがあります。特に民間活力導入エリアにつきましては、様々な可能性があることから、市民をはじめ議会から御意見をしっかりとお聞きし、12月を目途に4)街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツ(案)を御報告し、来年2月には、5)街区に新庁舎とする4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)を御報告する予定でございます。  また、併せまして、本年秋が目途の4)・5)街区の権利者による勉強会を契機に、令和4年度に都市計画決定、令和5年度に土地区画整理事業の事業認可後に、財政状況を踏まえた段階的な事業着手を目指しております。  なお、庁舎の位置条例の改正については、まちづくりを円滑に進めていく観点から、できる限り早期の改正が必要と認識しており、そのために、民間活力導入エリアなどの課題解決に向けて取組を進めているところでございます。 129 ◯藤田幸久議員 今後、スケジュールに合わせた取組をよろしくお願いいたします。  枚方市駅周辺再整備基本計画29ページには「市有地を含む民間活力導入エリアの具体化に際しては、まず基本計画を基に市民の意向などを聴取した上で、まちづくりのノウハウを有する事業者と連携しながら取り組む」と示されています。  我が会派がこれまで再三にわたり確認してきた、このまちづくりのノウハウを有する事業者、以下、民間パートナーと申し上げますが、本市のよきパートナーとして、これまで市駅周辺再整備事業を共に進めてきており、今後も民間パートナーのサポートが必要不可欠であります。  そこで、今年度は、本市の再整備事業に対して、この民間パートナーとどのようなスケジュール感を持って取り組んでいく予定なのでしょうか、お聞かせください。 130 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)・5)街区のまちづくりを実現していくためには、まちづくりのノウハウを有する民間パートナーとの連携は必要と認識しており、民間パートナーの検討、調整を進め、できる限り早期にその進捗を御報告してまいります。 131 ◯藤田幸久議員 最後は、意見、要望を申し上げます。  今後の民間パートナーとのやり取りの予定は、まだこれからのようですが、この民間パートナーは、多くのプロジェクトを全国展開しているようであり、先ほど都市計画決定や事業認可等のスケジュールを確認させていただきましたが、万が一、民間パートナーの都合で本市の再整備事業が先送りされれば、本市のまちづくり構想が大きく立ち後れるのではないかと懸念されます。  また、近年の頻発する自然災害に対する復旧事業に多額の国家予算が組まれる中で、本事業の大きな財源となる国からの補助金等を予定金額どおりにスムーズに本市が確保することも、容易でないのではないかと懸念されます。  本市のまちづくり構想を加速させるのも失速させるのも、市長の陣頭指揮にかかっており、市長の威信にかけても停滞することなく進めていただきたいと意見しておきます。  そして、今後、市有地の有効活用など重要な意思決定を行っていく際には、かねてより我が会派から指摘していることですが、しっかりと議会が判断できるように、これまでのコミュニケーション不足を改善していただきたいと思います。  また、4)街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツの検討においては、全議員に丁寧に説明をしていただき、しっかりと意見交換できるようお願いいたします。そのためにも、このような形態で逐次議会に進捗を示しながら、市として取り組むべき課題を迅速に解決できるよう努めていただきたいと要望いたします。  さらに、今後予定されている他市事例の研究や、より多くの意見を求める場合などにおいては、議会に協力を求め、議員研修や会派ごとに意見交換会を行うなどの対応も講じていただきたいと考えます。  そして、何よりも市長がさらに積極的に議会への様々なアプローチを図り、今後、市駅周辺再整備等の事業をスピード感を持って進めていかれるよう強く要望いたしまして、私からの質問を終了いたします。 132 ◯有山正信議長 これにて、藤田幸久議員の質問を終結します。 133 ◯有山正信議長 次に、長友克由議員の質問を許可します。長友議員。 134 ◯長友克由議員 私で7番目の質問となりますので、重複している箇所がありますが、よろしくお願いいたします。  まず初めに、3)街区とその周辺のまちづくりにおける枚方HUB協議会の取組について、お尋ねします。
     この協議会が設立された目的については、御説明いただいたとおり、産官学が連携してまちづくりの推進を図る活動を行うこととお聞きしましたが、設立に至るまでの経緯をお尋ねします。 135 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方HUB協議会につきましては、現在取組が進んでおります3)街区のハード整備を踏まえ、将来におけるソフト面でのまちづくりを促進、継続させる仕組みをつくることで3)街区の魅力を高めることが可能となることや、枚方市駅周辺エリアの拠点を形成し、社会課題の解決を図る活動を行うことを目的に設立されたものと認識しております。 136 ◯長友克由議員 枚方HUB協議会では、令和5年度に未来ビジョンを策定するとされていますが、市が思い描くまちづくりと大きく違ったものにならないか、私自身、大変心配しています。  市は、協議会のメンバーとして入っているとのことですが、市のエリアマネジメントに関する考えと、今回、枚方HUB協議会に参画した理由をお尋ねします。 137 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方市駅周辺再整備におけますエリアマネジメントの考え方といたしましては、まちづくり組織やまちづくりの担い手などと行政が連携し、地域特性を生かしながら、まちを共に育て、価値を高めていく必要があるものと考えております。  そのため、本市が枚方HUB協議会に参画することで、本市が目指す枚方市駅周辺再整備基本計画に基づくまちづくりの実現に資するよう、未来ビジョンの策定に向け取り組んでまいります。  また、3)街区のまちづくりを促進、継続させる仕組みづくりの検討に関わることが可能となり、今後、構成メンバーをはじめ様々な方との意見交換などにより、その実現を図っていく考えでございます。 138 ◯長友克由議員 次に、市駅前行政サービスの再編について。  事業スケジュールを見れば、本年度に実施設計を行うとありますが、レイアウトや仕様について庁内でしっかりとコンセンサスを取ることは重要であります。  今後、どのように行政内部で詰めていくのか、また、議会にその案を示していただけるのか、お尋ねします。 139 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 3)街区での市駅前行政サービスの再編に係るレイアウトなどにつきましては、関係部署と連携して昨年度に配置(案)を作成し、今年度は、その具体化に向け、実施設計に取り組んでおります。  現在、各部署の詳細に係るレイアウトや仕様の確認作業を、関係部署と連携を図りながら、3)街区の再開発組合などとの調整を行っております。  今後も引き続き、関係部署と連携、協力し、また、議会の御意見を適宜お聞きしながら取組を進めてまいります。 140 ◯長友克由議員 次に、4)街区の民間活力導入エリアの検討に際しての前提条件について。  今回お示しされた試算額の計算において、土地区画整理事業における補助金見込額については、国費が満額配当されることとして試算されています。着実な事業執行を左右する国費が本当に満額配当されるのか非常に危惧しており、補助金を見込まない事態も想定しておくべきではないかとも考えるところです。  市として、補助金を確実に確保するため、どのように対応する考えなのか、お尋ねします。 141 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 補助金の確保につきましては、事業を進めていく上で大変重要であることは認識しており、これまでから、都市再生緊急整備地域の指定をいただくなど、国や大阪府に対し積極的にPRの上、取り組んできたところでございます。  事業実施に当たりましては、国の制度を最大限活用するなど、引き続き、国や大阪府と連携して取り組んでまいります。 142 ◯長友克由議員 今後の社会経済情勢の変化により、国の制度が大きく変わることも想定されますので、国の動向を十分注視した上で、最大の効果が得られるよう取り組んでいただきたいと思います。  次に、4)街区のまちづくりを考えていく上で、民間活力を導入すること、またアンケートやワークショップなどで市民意見を取り入れていくことについては一定理解しますが、それを具体化していく仕掛けや組立て方が全く見えてこないし、前に進んでいるようには思えません。  市は、一体いつまでに、何をどのように進めたいと考えているのか、お尋ねします。 143 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 再整備基本計画で掲げています目指すまちの実現に向けまして、4)街区における民間活力導入エリアに誘導、誘致する機能や施設などにつきましては、ワークショップでアイデアなどを出し合っていただき、アンケート結果と併せた市民意見を踏まえるとともに、議会の御意見を適宜お聞きしながら、今年度末を目途に4)5)街区の市有地の有効活用の考え方(案)を取りまとめてまいります。 144 ◯長友克由議員 参考資料2の4)街区における新たな道路の必要性として「4)街区の土地利用の促進」とあり、その中で「4)街区及び川原町など周辺を含めた地価上昇が見込まれ、リノベーションや新たな土地利用・店舗の利用促進」とされています。  川原町については基本計画の範囲には入っていないが、ここでいう価値向上のイメージは何なのか、お尋ねします。 145 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 川原町地区につきましては、4)街区における新たな道路の整備や民間活力導入エリアへの魅力ある施設等の誘導、誘致による影響をはじめエリアマネジメントを導入することで、リノベーションや新たな土地利用、店舗の利用促進など持続的なまちづくりを進めることで、資産価値や魅力の向上につながるものと考えております。 146 ◯長友克由議員 最後に、市長にお伺いしたいと思います。  市長は、このようなコロナ禍の状況下においても、市駅周辺再整備を1丁目1番地の施策として、その実現のための歩みを止めることはできないとの強い思いをお持ちだということは、この間のやり取りの中で感じてきたところでありますが、本年度中には大きな正念場を迎えようとする中、いま一度、市長の熱い気持ちを述べていただきだいと思います。  私は東部に身を置く者であり、地元の皆さんの率直な意見、気持ちを毎日のように聞かせていただいております。しかし、そこでは、正直、市駅周辺の再整備に関心、期待を持っていただいている方がそんなに多くおられるとは感じておりません。  市長は、以前に、市駅前を再開発することは、枚方市駅前のことだけでなく、枚方市全体にその効果、影響をもたらしていく考えであると言われてきたと思います。私もそう思う一人であります。  例えば、枚方市駅前を可能性のあるまちに変貌させることと、その可能性のフィールドの一つとしてポテンシャルの高い東部地域を連動、活用させる絵を示していただくことなど、市駅周辺再整備が決して局所的な取組とならないように、市民全体が市長の施策を応援していただけるようにすることが成功の近道であり、広い視点で取り組むべきと強く願っているところです。  このような視点から、最後に市長の答弁を求めます。 147 ◯伏見 隆市長 枚方市駅周辺再整備につきましては、本市の未来を担うまちづくりの重要課題の一つであり、人口減少や少子・高齢化、低経済成長という厳しい時代にあっても、10年・20年先を見据えて、持続可能なまちづくりを進めていかなければなりません。  枚方市駅周辺再整備を進めることにより、枚方市の付加価値を増し、東部地域を含め市内の他地域での開発においても、民間投資の促進につながると考えています。  また、ホテルの宿泊客を含め、枚方市駅周辺の来訪者を市駅周辺とは異なる魅力を持つ他の地域に誘導することにより、経済効果が他の地域に波及するものと考えています。 148 ◯長友克由議員 答弁ありがとうございます。  私も、枚方市駅周辺再整備を起爆剤として、東部地域を含む枚方市域全体が早期に活性化していくことを強く望んでいます。私としては、早く前に進めてほしいという思いがある中、進めるにしても、やはりそこには大きな影響となる庁舎の位置があります。  そのためには、4)街区における民間活力導入エリアにおいて、ウオーカブルの推進もいいですが、どれぐらいの経済効果が生み出されるのかをしっかりと明示すべきだと思います。単に箱物の議論ではなく、市民が生き生きと感じるまち枚方。例えば、枚方に来たら可能性がいっぱいあって、何でもできるまちっていいと思います。そんな観点から、市民がわくわくするようなコンテンツをぜひとも色づけできればと思いますので、今回お示しされた今後の流れ(案)を、市議会とも連携しながらしっかりと進めていただきますよう要望します。  また、枚方HUB協議会につきましては、これも具体的な動きが見えないように思います。目指すまちづくりのベクトルがしっかりと合うのかとも危惧しております。  私が思うこれらの本来の取組は、枚方市駅周辺で活動する様々な方々が連携して大きな組織をつくり、様々な活動を通じ地域の価値を上げていくことだと考えます。これらの活動の中に、例えば公民連携によるインバウンドを含む観光客の取組など、枚方市駅周辺の活性化だけではなく、東部地域、ひいては市域全体への波及にもつなげていってほしいと思います。  ぜひとも、枚方HUB協議会の活動についても、このような視点で取り組んでいただきますよう要望しまして、私の質問を終わります。 149 ◯有山正信議長 これにて、長友克由勝議員の質問を終結します。 150 ◯有山正信議長 次に、加藤 治議員の質問を許可します。加藤議員。 151 ◯加藤 治議員 自由・市民の会を代表して、質問させていただきます。  私で8番目となりますので、これまでの質問と重なっているところについては質問を省かせていただき、要望とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、参考資料2、4)街区における新たな道路の必要性と事業手法の比較(案)について、お伺いします。  御説明では、土地区画整理事業で実施する場合をA案、一般街路事業として実施する場合をB案とし、それぞれにおけるスケジュールと事業費を比較したものを整理され、その内容について御説明いただいたかと思います。  その比較表における事業費の中で、A案の土地区画整理事業では、市収入として国費が約18.9億円、B案の一般街路事業では国費約10.5億円とされていますが、その違いはどのような要素なのかについて、お伺いします。 152 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 A案の土地区画整理事業の国費約18.9億円につきましては、市支出額の補助金欄に記載しております約37.7億円に対し、その半分を国費として計上しております。  また、B案の一般街路事業では、市支出額の補助金欄に記載しております約41.9億円に対し、その4分の1を国費として計上しております。  その違いの要素といたしましては、近年の国の補助金内示状況などを勘案し、計上したものでございます。 153 ◯加藤 治議員 御答弁では、国費充当の考えとして、過去の国費配当率の実績から、一般街路事業では、国費対象事業費の約4分の1として、また、土地区画整理事業では、国費対象事業費の約2分の1で試算されているとお伺いしました。  一般街路事業においては、これまでの実績から国費配当率が非常に厳しいということは、本市が取り組んでいる各種街路事業のこれまでの国費配当率から見ても一定理解いたしますが、土地区画整理事業については、国費対象事業費の約2分の1となる約18.9億円が、すなわち国費要望上限額を満額配当されるものとして示されています。  気がかりなのが、土地区画整理事業として実施する場合、本当に国費満額が配当されるのか非常に懸念されるわけですが、この件について、既にほかの議員の質問により回答をいただいておりますので、これより要望とさせていただきます。  土地区画整理事業での補助金については、この条件を前提に長期財政計画に反映しているとお伺いしておりますので、着実に国費が満額配当にて活用できるように、そのときにはしっかりと押さえにいっていただきたいと要望いたします。  そして、長期財政の見通しについても、我が会派としては、コロナ禍の影響もあり、常に見直しが必要ではないかと思われ、現在提示している内容だけでは不安定な要素が多いのではないかと考えます。枚方市の負担にならぬよう、確実性の高い長期財政の見通しに向けて、引き続き丁寧な対策をお願いいたします。  また、3)街区については、現場ではスケジュールに沿って着実に進んでいるようですが、この件については、これまでも幾度となく機会を通じ申し上げてきたことですが、周辺地区の中でも、新町地区において地域住民の方々が様々な意見を言われていることに対し、その対応策などについて一向に回答が示されないなど不安に感じておられます。しっかりと市民目線に立った回答を丁寧に行うなど、スピード感を持って対応していただきますよう要望いたします。  また、参考資料2の4)街区における新たな道路の必要性について、4)街区の土地利用の促進が挙げられておられますが、その中で「4)街区及び川原町など周辺を含めた地価上昇が見込まれ、リノベーションや新たな土地・店舗の利用促進」と記されています。地価上昇という表現は楽観的であり、行政がここで使うべきではないと考えます。  どうしても提示したいのであれば、例えば資産価値の向上などというように、表現に配慮した言い方にしたほうがよいのではと意見を申し上げ、私の質問を終了させていただきます。 154 ◯有山正信議長 これにて、加藤 治議員の質問を終結します。 155 ◯有山正信議長 次に、堤 幸子議員の質問を許可します。堤議員。 156 ◯堤 幸子議員 それでは、私のほうからも、早速質問させていただきます。  市駅前行政サービスの再編に係る取組ということで、5月末に再開発組合と内装設計の負担金契約を締結されたということですが、取得予定の床の面積と、その取得額は幾らになるのか、お伺いいたします。 157 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方市新庁舎整備基本構想に基づいた実施設計の対象面積は、約3,350平方メートルでございます。  また、取得予定額といたしましては、昨年12月の全員協議会でお示ししました約22億円を見込んでおります。 158 ◯堤 幸子議員 昨年12月の全員協議会の資料を私も見させていただきましたが、内装設計5,000万円、内装工事費が4億円となっています。床取得の約22億円を合わせると26億5,000万円です。  生涯学習市民交流センターを入れることによって、国の交付金が4億円。また、維持管理費を現状より抑えて支出を抑制するようですが、やはりこれだけの負担をして、行政サービスの内容が低下するといったことのないように、設計や内装はもちろん、窓口サービスなども、本来は利用者である市民の声を聴くべきだと思います。  来年度に内装工事を予定されていますが、床の取得はその後となっています。本来なら、床の取得をしてから設計や内装工事を行うべきと考えますが、なぜこうしたスケジュールになっているのか、お伺いいたします。 159 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 市街地再開発事業では、保留床取得時期につきましては、建物が竣工する令和5年度を予定しております。  しかしながら、3)街区の魅力向上を目指し、組合事業と同時期に本市施設を令和5年度にオープンしていくためには、床取得後の設計、工事では間に合わないなどの理由から、再開発事業と一体的に取り組む必要があるため、保留床取得前に内装設計及び内装工事を行うものでございます。 160 ◯堤 幸子議員 行政サービスの再編経費を当初の予定から9億円削減し、面積を600平米減らしています。廊下の広さや部屋の広さなど、バリアフリーに対応した広さを維持できているのか。また、相談室の防音などの対応もされるのか、お伺いいたします。 161 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 現在実施しております実施設計におきまして、大阪府福祉のまちづくり条例など、関係部署と様々な利用者を想定して、廊下や諸室の配置などの検討に取り組んでいるところでございます。  また、相談等に来られた市民のプライバシーの確保に向けましては、安心して相談できるよう、相談室の防音等に配慮してまいります。 162 ◯堤 幸子議員 様々な利用者を想定して、廊下や諸室の配置などの検討に取り組んでいるということですが、利用者の意見はどこで聴くのでしょうか。例えば障害者団体の方などと懇談を行う必要があると思いますが、お考えを伺います。 163 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 実施設計を進めるに当たりまして、必要に応じて対応を行ってまいりたいと考えております。 164 ◯堤 幸子議員 必要に応じてというのは、必要でないと判断したら対応しないということなんでしょうか。そうなったら最悪です。  先ほども言いましたけれども、22億円で床の取得をして行政サービスを行うわけですから、バリアフリーにしっかり対応した施設にしていくことは当然で、車椅子対応のトイレや広い通路の確保など、しっかりと対応していただくように求めておきます。  新たな土地利用の比較では、今回、公園や広場機能の拡充において、5)街区庁舎案では約5,700平米となりますが、新たに拡充する面積は、都市計画公園としての位置づけになるのでしょうか、お伺いいたします。 165 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 5)街区庁舎案におけます新たに拡充する公園・広場機能につきましては、今後、都市計画としての必要性や運用面などを踏まえ、位置づけについて検討してまいります。 166 ◯堤 幸子議員 都市公園になるのか、どのぐらいの広場になるのか、まだ位置づけもこれから検討するということです。  ワークショップも始まるというのに、大丈夫でしょうか。駅前にある大きな公園は、枚方市の魅力の一つです。都市公園として、現状の緑を残して、市民の憩いの場となってほしいと考えます。  これから検討ということなら、駅前の公園をどういったものにしていくのかは、市民意見を尊重し、民間事業者の利益のためではなく、市民のための公園となるように、しっかりと検討していただきたいと思います。  新たな土地利用の比較では、5)街区庁舎案の場合、4)街区とつなぐ歩道、緑道がありますが、これはなぜ必要なのか、お伺いいたします。 167 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 5)街区におけます新庁舎や天野川方面への歩行者のアクセス性、歩行者優先の空間を形成するウオーカブルを推進する観点から必要と考えております。 168 ◯堤 幸子議員 歩行者の5)街区における新庁舎へのアクセス性ということですけれども、新庁舎へのアクセスとするなら、交通量の多い道路を渡ることになるんでしょうか。信号はつくんでしょうか。こういったことも細かく考えるべきです。駅前全体の交通計画、しっかりと考えるべきではないでしょうか。  歩行者優先の空間を形成するということですが、当初は、駅から5)街区までの歩行者デッキが計画に書かれていました。予算はあるという御答弁でしたけれども、現在の基本計画からは、それはなくなっています。  また、新たな道路についても、令和元年12月の全員協議会で、新たな道路として、4)・5)街区を直接つなげる道路が示されていましたが、令和2年12月の全員協議会では、新たな道路は現在のコンビニ前の交差点までとなり、この部分だけ突然、歩道、緑道となる検討案が示されました。その案で基本計画が策定されたわけです。市民にこの経過、大変分かりにくいんじゃないでしょうか。当初のデッキでつながると思っている方も多いのではないでしょうか。資料をホームページだけで閲覧しても、よく理解できないのではないでしょうか。  次に、参考資料2の図で示している新たな道路の表示ですが、この資料は、再整備基本計画の23ページにある交通基盤の考え方の図から引用されているようですが、今回、なぜこのような表示にしているのか、お伺いいたします。  また、この交通基盤の考え方の図については、昨年12月の全員協議会で示された再整備基本計画(素案)での新たな道路の形状を、今年2月の全員協議会のときは一度、先ほど言ったコンビニまでの計画に変更し、3月に策定された再整備基本計画で、また元に戻していますが、どういう理由で元に戻したのか、お伺いいたします。 169 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 参考資料2の図の新たな道路の表示につきましては、再整備基本計画の中でお示ししております交通基盤の考え方の図を基に、新たな道路を視覚的に分かりやすいよう、大きな矢印で表示したものでございます。  また、再整備基本計画でお示ししております交通基盤の考え方の図につきましては、枚方市駅周辺における円滑な交通動線が図られ、ゆとりのある駅前広場やウオーカブルなまちづくりを目指していくための考え方を図でお示ししているものでございます。  再整備基本計画を策定する際、市駅前から5)街区に向けて連続性のある歩行者や車両の動線をよりイメージできるように表示したものでございます。 170 ◯堤 幸子議員 いろいろ言われたわけですけれども、基本計画の中の交通基盤の考え方として示されている図が、令和2年度版の枚方市駅周辺再整備基本計画(素案)と、その後出された(案)と、最終の基本計画とでは、新たな道路として示されているところの位置が全部違っているんです。これ、やっぱりおかしいと思います。  御答弁では、基本計画策定の際に、動線をよりイメージできるように表示したと言われましたが、なぜわざわざ変えたのか、最終的な基本計画が元に戻ったのか、私には納得できません。  基本計画の交通基盤の考え方の図には、新たな道路とわざわざ明記までしてあるのに、土地利用のイメージ図の新たな道路とは位置が違う。これでは、イメージするどころか、市民は混乱します。この新たな道路の接続位置が変更になったことや、突然、歩道、緑道が計画に反映されたことなどは、市民には全く理解できません。  市民説明会を開催せずに基本計画が策定され、まだ駅前の開発の内容についてよく知らない方も多くいます。市負担額としている金額は市民の税金です。多くの税金を使うのですから、事業を進めるのであれば、市民説明会を何度でも丁寧に開催して、しっかりと市民理解を得るべきです。  市の基本計画では、5)街区での庁舎案となっていますが、市民説明会をせずにつくった計画で、市民の納得が得られているとは思えません。今回の比較案でも、庁舎位置が大きく影響しています。その新庁舎の移転条例はいつを予定しているのか、お伺いします。 171 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 新庁舎の移転条例につきましては、できる限り早期に提案できるよう、課題解決に向け取組を進めてまいります。 172 ◯堤 幸子議員 まだ、課題解決に向けて進めているということです。  市では、新庁舎を建設する費用は幾らと見込んでいるのか、お伺いします。 173 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 駐車場棟などを含む新庁舎の建設や広場などに係る整備につきましては、コストの縮減効果が見込まれるDBO方式やPFI手法を活用することを前提に、約116億円を想定しております。
    174 ◯堤 幸子議員 では、参考資料3の4)街区庁舎案で示している新庁舎想定位置として、青丸の点線で囲っている敷地の概算面積はどれぐらいになるのか、お伺いします。 175 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)街区庁舎案の場合の新庁舎想定位置としております敷地面積につきましては、概算ではありますが、新たな道路部分も含め約1万平方メートルでございます。 176 ◯堤 幸子議員 今、1万平方メートルということでした。  資料を見ると、4)街区案と5)街区案では、4)街区案のほうが48億円高くつくと見込まれています。野口議員の質問で、庁舎が5)街区にできた場合、5)街区までのデッキが必要になると思いますけれども、その予算が入っているということでしたので、そうした経費も比較に入れるべきではないでしょうか。市民に対して大変不誠実としか思えません。  比較検討されている4)街区庁舎案の敷地面積は約1万平方メートルということですが、より縮減することも可能ではないでしょうか。新庁舎の想定規模は、延べ床面積で2万5,000平方メートルということですので、2,500平米の面積で約10階建ての庁舎を建設し、駐車300台確保のための立体駐車場と駐輪場を造っても、5,000平米あればできるのではないでしょうか。残る土地の活用を検討することもでき、十分可能です。  4)街区での建て替えには、大ホールの除却費用1億6,000万円、庁舎の建設費用116億円は必要です。合計で117億6,000万円。4)・5)街区の土地区画整理事業を行った場合、市負担額は198億円となっており、保健センターや市民会館本館の除却費用が必要であっても、費用負担は4)街区で単純に建て替えたほうが少なくて済むと考えます。  4)街区で庁舎を建て替えすれば、費用も抑えられ、早期の整備もでき、市民の利便性も高まる。市駅周辺を含めた巨大開発を進めるのではなく、急ぐ庁舎や消防署の建て替えを堅実に進める手法をもっと真剣に考えるべきではないでしょうか。  こうした方針に見直すべきと求め、質問を終わります。 177 ◯有山正信議長 これにて、堤 幸子議員の質問を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 178 ◯有山正信議長 午後1時50分まで協議会を休憩します。     (午後1時43分 休憩)     (午後1時50分 再開) 179 ◯有山正信議長 協議会を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 180 ◯有山正信議長 次に、八尾善之議員の質問を許可します。八尾議員。 181 ◯八尾善之議員 私が最後の質問者となります。よろしくお願いをいたします。  私からは、まず、交通について、お伺いしたいと思います。  4)街区に新たに整備する道路について、国交省では、居心地良く歩きたくなるまちなか、本市では、歩行者優先の空間を今後のまちづくりの目指すべき方向と位置づけておられます。  そうであるならば、4)街区における新たな道路の必要性とは何なのか。以前は、4)街区内に高層マンションの計画のようなものがあり、その出入口としての道路のような説明であったと記憶しております。ただ、現在は、ウオーカブルシティーをキーワードとしてまちづくりが行われようと変化しております。  市は、ウオーカブルなまちづくりをスローガンとしているにもかかわらず、自動車が走る道路を、4)街区を縦断するように駅前に整備するのであれば、これまでの課題である通過交通の抑制どころか、増加する可能性がかなり高くなると容易に考えられます。さらに、新たな道路によってまちが分断されるわけで、矛盾していると指摘せざるを得ません。  この道路は、考え方、見方によっては、5)街区庁舎案を正当化するためのもので、市が掲げるウオーカブルなまちづくりを市自ら否定しているように映ります。言い換えると、5)街区庁舎案のために無理やり整備する道路です。全く整合が取れていないと強く感じています。  また、さきに述べましたが、通過交通抑制とするならば、そもそも北口、南口の両駅前広場をセットで整備しなければならないと、これも感じます。さらに言えば、4)街区のまちづくりと併せて新たな道路を整備しても、T-SITEとサンプラザ3号館の間の、行政のほうでは枚方藤阪線と言っておられましたけれども、私のほうは、地域柄で禁野枚方線と言わせていただきます。禁野枚方線は、そのまま片側1車線なので、結局、この新しい道路を整備することで、禁野枚方線より北口駅前広場への右折車が圧倒的に増え、大渋滞を引き起こすのではないかと心配するところであります。  そのことについて、どのような対応策を講じられる考えなのか、お伺いいたします。 182 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方市駅周辺再整備におけます交通基盤の考え方といたしましては、利便性の向上や、にぎわいとゆとりある駅前空間を目指すため、駅前広場への通過交通抑制などによる円滑な交通動線を図るとともに、安全、快適で、歩いて楽しい空間を形成するため、新たな道路の整備と併せた魅力的な空間づくりなど、利用者に応じた機能を設置してまいりたいと考えております。  そのため、先行して実施しております3)街区のまちづくりの中で、枚方市駅北口駅前広場の拡充や外周道路の整備などを進めるとともに、市駅南口駅前広場など2)街区のまちづくりとも連携し、4)街区のまちづくりにおける新たな道路を整備することで、必要な機能の確保に向け段階的に取り組んでまいります。  議員御指摘の課題も踏まえ、今後の具体化に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。 183 ◯八尾善之議員 ただいまの答弁で、市が掲げるウオーカブルなまちづくりについては、新たな道路の整備と併せた魅力的な空間づくりなど、利用者に応じた機能を設置するとのことであります。  それでは、どのような機能を設置していくのか、お伺いいたします。  また、通過交通抑制については、必要な機能の確保に向け段階的に取り組んでいき、今後の具体化に向けた検討とのことであります。  ただ、これまでも市として、このような課題を認識していただいている中での再整備を考え、本年3月に基本計画を策定されているわけですよね。それなのに、なぜここへ来てまで検討と堂々と言えるのか、私には全く理解ができません。  また、外周道路の補完機能とおっしゃいますが、外周道路とは、駅前広場にできる限り自動車を通さないことを目的として、できるだけ駅前広場に近づけないように設置される道路だと私は認識しています。それなのに、駅前広場のすぐそばに接道しているのは、補完どころか、完全にこの課題解決に逆行しているわけです。そのことについて、市の見解を併せてお伺いいたします。  また、私の認識が間違っているのであれば、分かるように御説明もいただきたいと思います。 184 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市におきましては、枚方市駅周辺再整備によりまして、人を中心としたまちづくりを目指し、駅前広場周辺に集積している商業・行政機能や、人々の行動範囲を広げるために様々な拠点を段階的に形成し、まち全体にゆとりを持たせ、回遊性を向上させることで、にぎわいにつなげていくことを目的としております。  そのため、先行して取り組んでおります3)街区のまちづくりを進めることで、課題となっております市駅北口駅前広場への一般車両の通過交通を抑制することで交通結節点機能の強化を図るため、取り組んでいるところでございます。  また、課題となっています市駅南口駅前広場への一般車両の通過交通の抑制を図るためには、枚方藤阪線から枚方警察署までの外周道路の完成が必要となりますが、既存の建物が複数あり、整備には時間を要するなどの課題がございます。  そうしたことから、2)街区のまちづくりを見据え、4)・5)街区のまちづくりを先行して新たな道路を整備することで、外周道路完成までの補完機能や、枚方藤阪線と枚方茨木線のネットワークの強化に加え、新たな歩道や2)街区から5)街区への歩行者優先空間の形成、4)街区における施設整備など、周辺の土地利用にも寄与するものと考えております。 185 ◯八尾善之議員 それでは、資料にあります4)街区における新たな道路は、外周道路の整備には、先ほども御答弁にありましたように、時間を要するなど課題があると言われていますが、ただ、この外周道路で通過交通を抑制したいというのは、そのビジョンのときからずっと言われていることで、もう既に8年が経過しようとしているわけです。  その中で、この外周道路の全線開通を何年後のことに考えておられるのか。それによって、補完機能の期間として何年ぐらいを想定されるのか、お伺いいたします。 186 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 今回の新たな道路につきましては、市駅南口駅前広場の機能強化とウオーカブルの推進及び4)街区における魅力の高い施設整備による土地利用を促進するため、車道や歩道の整備が必要と考えております。 187 ◯八尾善之議員 ありがとうございます。  今、お答えいただいたんですけれども、ただ、私、外周道路は通過交通抑制のためというお話をお聞かせいただいて、再整備ビジョン作成から8年が経過しているのにという中での答弁にはなっていないというように思うんですね。  今、部長が言われているように、なかなかお答えができないのかもしれないんですけれども、それでしたら、ほかの方で、誰かお答えいただける方がおられたら、お答えいただきたいんですが、いかがでしょうか。 188 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 その実現するまでの間、新たな道路について、市駅南口駅前広場における一般車両の通過交通の抑制機能などを担ってまいります。 189 ◯八尾善之議員 ごめんなさいね。いや、私は、それが担われていないんじゃないかなということで、いろいろとお話をさせていただいたんですよね。  接道している禁野枚方線、整備がされても片側1車線ずつで何ら変わらないと。なおかつ北口駅前広場の近くに接道するというようなところで、その辺をどう考えておられるのかということなんです。それで、今、部長が言われているように、これで通過交通の抑制が図れますと言われても、それを理解できる方っておられるんかなと思って。私は理解ができないんですね。  そのあたりについて、私が理解できるように。ごめんなさい、ちょっと分かりやすくもう一度御説明いただけますでしょうか。よろしくお願いします。 190 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 議員御指摘の外周道路につきましては、様々な課題がございます。建物もふくそうしております。完成までには相当の時間を要するということですので、その実現までには、新たな道路について、南口の駅前広場における一般車両の交通抑制の機能などを担ってまいりたいと考えているところでございます。 191 ◯八尾善之議員 何回お聞きしても、多分出てこないんかなと思うんです。  ただ、今お聞かせいただいたことというのは、本当に昔のテープレコーダーじゃないですけれども、繰り返し繰り返しなんですよね。ただ、私が聞いて分からないから、再度お聞かせさせていただいているわけです。それを繰り返し聞かされても、どう私は理解すればいいのですか。理解できないから、お答えで理解できるようにと聞いているんです。そのあたりの御答弁いただくのは、兼瀬部長だけではなしに、ほかの方も、やはりそのあたりはちょっとお考えいただきながら御答弁いただきたいとお願いしておきます。  それでは、次の質問にします。  そうしたら、今回の新たな道路は、エリア内の交通の経路、また大ホール跡地の施設整備のための接道とか言われているんですけれども、これ、施設整備の接道って、今、もう3)街区は、既に民間事業者が取り壊すなりやっているわけです。でも、新しい道路なんかつけていないわけです。それで、今挙げたものについては、既存の道路で十分賄えるのではないかと考えます。  それを踏まえて、自動車が走行できる道路でないと、今言われている区画整理事業ができないのか。この件についても、分かりやすく、市の見解を求めます。 192 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 議員御指摘の土地区画整理事業による道路整備につきましては、制度上、自動車限定でなければならないわけではございません。 193 ◯八尾善之議員 ありがとうございます。  次に、新たな土地利用の比較について、お伺いいたします。  今回お示しの参考資料3において、4)街区庁舎案と5)街区庁舎案の比較表がありますが、この資料については、あまりにもひどい内容だと感じてしまいます。そのため、何点か疑問に思うところがありますので、改めて、より多くの方に理解をいただくという観点で確認をしていきたいと思います。  まず、4)街区庁舎案の場合は、5)街区にある現府民センターが3)街区に移転されますので、大阪府は、いずれにしても手放すことになると考えますが、なぜ府民センターを含めていないのか、お伺いいたします。  4)街区庁舎案との比較をするのであれば、同一条件下で、広場、公園や新たな土地利用の面積を出さなければ、片一方に寄った資料になり、客観的な判断ができなくなると考えます。そのため、少なくともそれぞれの開発面積を明らかにして、有効活用面積を、比率などを用いて同じ土俵で比較しなければならないと考えます。今回の資料は、明らかに5)街区庁舎案に傾き過ぎています。  そこで、有効活用地について、比率を用いるとどうなるのかも、お伺いいたします。  また、広場、公園や新たな土地利用の面積も、5)街区庁舎案のほうが、市民会館跡地も使えるとして大きく見せておられますが、4)街区庁舎案の場合でも、その建て方や大きさ、高さなどを再検討すれば、より広く取れると感じます。  新庁舎整備に係る市役所機能や建物の大きさをどのように考えておられるのか。そして、何よりも、4)・5)街区の土地のほとんどが国・府・市の財産であるわけです。民間の土地では一定仕方がないかもしれませんが、やはりこの土地をどうしていくのかというのは、しっかりと市が考える必要があると思います。  この両街区は、当然、市がリーダーシップを取って開発を進めなければならないと考えますが、その覚悟について、お伺いいたします。 194 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 参考資料3の新たな土地利用の比較(案)につきまして、まず、5)街区での新庁舎整備と大阪府北河内府民センター跡地の活用につきましては、平成29年8月に、枚方市における国・府・市有財産最適利用推進連絡会議におきまして、府民センターが3)街区に移転し、その跡地の5)街区に国・市による合同庁舎を整備する方向で検討を進めていくことを確認し、これまでから国・府・市が連携して取組を進めていることから、4)街区庁舎案は確認したまちづくりの方向と異なるため、北河内府民センターを新たな土地利用には含めておりません。  また、公園、広場や民間活力導入エリアの表示につきましては、これから公園、広場や民間活力導入エリアの活用を検討するに際しまして必要となる規模をお示しする必要があるため、面積でその違いを表示したものでございます。  なお、4)・5)街区の総面積に占める民間活力導入エリアの比率につきましては、5)街区庁舎案では概算で約30%、4)街区庁舎案では約20%になります。  次に、新庁舎の機能や規模につきましては、枚方市新庁舎整備基本構想に基づき、さらに検討を進めてまいります。  なお、平成30年9月の全員協議会におきまして、新庁舎の1フロア当たりの面積といたしまして、4)街区庁舎案であれば約2,500平方メートル、5)街区庁舎案であれば3,300平方メートルになるとお示ししております。  そして、4)・5)街区のまちづくりにつきましては、引き続き国・大阪府と連携、協力を図りながら、本市が主体となって取組を着実に進めてまいりたいと考えております。 195 ◯八尾善之議員 今、比率でお示しいただいたんですけれども、疑っているわけじゃないんですけれども、この参考資料3ですか、このイラストだけを見ていますとどうなんかなというのが、やっぱり若干思うところはあります。それは置いておきましょうか。  それでは、先ほど、4)街区での新たな道路の必要性についての答弁では、必要な機能の確保に向け段階的に取り組むとお答えいただきました。  私としては、市駅周辺の交通課題を解決するためには、4)街区における新しい道路を設置するのであれば、先ほども申し上げました、北、南の両駅前広場をセットで整備する必要があると考えています。強いて言えば、枚方市駅周辺全体を一体的に捉えて、何度も申し上げておりますが、交通課題の解消を図ることが必要であり、それが枚方市の玄関口にふさわしい、にぎわい、活気あふれる場所になると考えます。  こうしたことから、今回報告いただいた参考資料2では、5)街区庁舎案のために無理やり整備する道路で、しかも車両優先なのか歩行者優先なのかも分からない表現と勘違いされてもおかしくないと感じます。  また、参考資料3、4)街区庁舎案と5)街区庁舎案の比較表についても、明らかに5)街区庁舎案に偏った表現をされていると、再度指摘せざるを得ません。いずれにしても、枚方市駅周辺における交通基盤の整備の考え方については、くどく言っていますけれども、まちづくりとは切っても切り離せない大変重要な関係だと思います。  私といたしましては、この件について、市長の思いを確認しておきたいと思いますので、枚方市駅周辺における交通基盤の整備の考え方について、市長のお考えをお伺いいたします。 196 ◯伏見 隆市長 市駅周辺再整備においては、まちづくりと交通基盤は密接に関連しており、大変重要であると認識しております。  そうしたことから、安全で快適な歩行者空間の形成や交通動線の円滑化、公共交通の利便性の向上を図ることを念頭に、まちづくりと併せて交通基盤の実現を目指してまいります。 197 ◯八尾善之議員 今の答弁をお聞きいたしまして、正直、通り一遍、おざなりで、市長はこの程度のお考えで、概算事業費で781億円、市負担額314億円も投じて、この枚方市駅周辺再整備を行うのかと愕然といたします。  これまでも、この枚方市駅周辺再整備関連でこのような全員協議会が開催され、その時々の各議員から出された意見がどのように反映されているのかと強く感じます。市長自身、これだけ巨額の税金を投じて行うこの事業を真剣に考え、形にする考えが本当にあるのか。真意並びに決意を改めてお伺いいたします。 198 ◯伏見 隆市長 コロナ禍にありましても、本市の未来を見据え成長していくための重要施策として、枚方市駅周辺再整備は実施しなければならないと強く思っております。  そのため、先行して実施している3)街区に続き、4)街区、5)街区のまちづくりを実施するため、引き続き国や大阪府と連携して取組を進めるなど、連鎖型のまちづくりによる全街区のまちづくりの完成を目指してまいりたいと考えています。 199 ◯八尾善之議員 ただいま御答弁いただきましても、やはり、本当にまちづくりと交通基盤を一体的に考えていかれるのか不安で仕方がないです。具体的な課題解決策が示されることもなく、私の受け止め方としては、市の取組がばらばらで、一体的に捉えていくための行動が感じられませんでした。  4)街区を縦断する新たな道路についても、先ほどの御答弁にありましたように、別に自動車が通らなくても、歩行者専用の道路として整備すれば、市が掲げている安全、快適で歩いて楽しい空間という交通基盤とも合致するわけです。  なぜ私がこのことを真剣に訴えているのか。それは、そこを使用する市民に直接影響することを心配しているからであります。市が行うまちづくりは、市民、そして移動手段を提供しているバス、タクシーなどの公共交通機関を含め、利用される方を念頭に、しっかりと交通まちづくりに取り組んでいただきますよう指摘しておきたいと思います。  また、新庁舎の位置については、これから有効活用地の検討を進めるとのことでありますが、市がリーダーシップを発揮しなければ、魅力あるまちづくりは実現しないと考えます。単に有効活用地のことを検討するだけではなく、市として、5)街区がほかのいずれの場所より優れていると市民、議会に理解を求めることが非常に大事であります。今回のような偏った比較案ではなく、誰が見ても簡単に比較が理解できる資料の作成を求めておきたいと思います。  これは、今回、大ホールの解体、造成に係る事業手法の比較でもそうでありますが、大ホールを市単独案では2年も早く除去できるのに、その跡地活用が示されず、駅前の一等地の土地を塩漬けで試算しているなど、挙げれば切りがありません。  それよりも、乱暴な言い方かもしれませんが、ビジョン策定から8年以上も経過してこの程度であるならば、市の負担額314億円等を真剣に一度立ち止まって再考したほうが、本当は市民本位の市政運営になるのではないかと申し上げ、私の質問を終わります。 200 ◯有山正信議長 これにて、八尾善之議員の質問を終結します。 201 ◯有山正信議長 以上で、本件についての協議は終了しました。  よって、全員協議会はこれをもって散会します。     (午後2時14分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...